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オイカワ

梅雨入り間近となり、熟した梅が、市場に出回っているのを目にします。
私は、京都の岡崎で生まれ、父の郷も京都の左京区ということで、両親は、曼殊院門跡の南側に位置する墓所で眠っております。
父の仕事の関係で、京都市内を転々としましたが、岡崎に居た頃の事が忘れ難く、当時の事をよく思い出します。今の時期、思い出しますのは、近所のわんぱく仲間と一緒に、よく動物園に遊びに行き、当時、動物園内に流れていた小川で、オイカワを手づかみで捕っていた事です。面白いほど、たくさん捕れて、動物園で仲良くしていた飼育員さんが、ワニの餌にするという事でしたので、採ったオイカワを飼育員さんにお渡ししていました。
また、ある日は、疏水で大きなイシガメを見つけ、動物園に届けた事もあります。おそらく、動物園で飼育していただいていたと思います。今から45年くらい前の事になりますが、良い思い出です。
最近各所で作業をさせていただいておりますと、朝晴れていても、昼から急に雨が降り出したりと、天候が不順です。雨もそう強い降りでなければ、作業には入らせていただいております。その時、雨の中で見るアジサイは、非常に趣があり、このお仕事をさせていただけている事が良かったなと思える瞬間でもあります。
私の梅雨時の過ごし方は、雨が強い時は外には出ず、読書や音楽鑑賞を楽しみます。特にインドア派という訳ではありませんが、普段、外での作業をしていますので、休日や雨の日は、室内で過ごす事が多いです。
皆さんは、梅雨のジメジメした時期をどのようにお過ごしになられますか?

ガラシャの瞳

いよいよ小満も後半に入り、芒種が目前となってきました。
弊社の昨今の作業ですが、サツキ、ツツジ類の花が咲き終わった後の花殻摘みや刈込作業に追われています。
暫く5月とは思えないほどの高温が続き、随分乾燥もしましたが、春先から植栽した樹木もようやく根付きかけてきておりますので、ここで気を抜かずしっかりと維持管理していきたいと思います。またこの時期、樹木への害虫の発生も多くなるのですが、ウィルス関係の病気も増えてきますので、注意して作業にあたっていきます。
今の時期、果物では、ビワが美味しくなって参ります。昔、子供の頃、よく木に登って実を採って叱られたことを思い出します。今は、カキやビワは昔ほど食されなくなったような気がします。
私は、5月から出回り始める、長岡京市の今里地区から主に出荷される「ガラシャの瞳」という小ぶりのトマトが大好物で、出荷されている間、常に食べ続け、相当な量をいただきます。ドレッシングやマヨネーズ、塩等を付けるのはあまり好みではなく、常温にしてそのままいただくのが一番好きです。この時期の大事な栄養源になっておりますので、いつもありがたくいただいております。
衣替えの時期でもあり、各ご家庭では何かとご多用かと思いますが、しっかりと水分補給し、熱中症にご用心ください。


夏燕

いよいよ立夏にも入り、日中は汗ばむほどの気温になってきました。
15日は葵祭も執り行われ、大行列を楽しみにされている方もおられるかと思います。
春先、地表から頭を少し出していた孟宗竹も、ぐんぐん伸びて成長しております。
この時期、スナップエンドウなど豆類も美味しいです。また、国産の真竹が旬を迎えるこの時期、田植えも間近で、田んぼに水が張られます。水が張られると、カエル等の鳴き声で、賑やかになって参ります。
休日に早朝ウォーキングをしておりますと、小畑川沿いをツバメが飛び、ヒナに与える餌取りに精をだしている姿もよく目にします。
弊社の最近の作業は、花が咲き終わった低木類から順に刈込み作業を行っております。
花が終わった後に刈込みますと、つぼみが付きやすくなり、来年もたくさんの花を咲かせてくれます。これからの高温多湿の時期、樹木への害虫が発生しやすくなりますので、注意して作業にあたっていきます。

鯉のぼり

令和元年になりました。
5月になり、新緑も目に鮮やかな中で、作業をさせていただき、気持ちも和みます。
弊社は、ゴールデンウィーク中も維持管理等させていただいております施設へ出向き、自動潅水装置の点検や、害虫の発生が無いか等、通常の業務にあたっております。
皆様は、ゴールデンウィークは、お出掛けでしょうか。どこへ出掛けるにしましても、混雑し移動も大変かと思われますが、各地でツツジやボタンも綺麗に咲き、見頃になっております。もう少ししますと、気温も上昇し、少し動くと汗ばむようになりますので、今がお出掛けには良い時期です。
ふと作業の休憩中に空を見上げますと、鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでおりました。ついこの間、お正月だったような気がしますが、時の経つのが早く、もう5月の節句です。
皆様も寒暖の差がある時期ですので、体調の方崩されませんよう、お過ごし下さいませ。


北野をどり

4月も半ばになり、穀雨も目前です。
この時期、京都五花街で最も古い歴史を持ちます上七軒の舞踏公演、花柳流の「北野をどり」が始まります。
数年前に上七軒の方で、坪庭を造らせていただいたお宅がございます。限界まで植栽を減らしましたので、維持管理にお伺いする事もなくなりましたが、きっと今でもお庭を楽しんでいただけていると思います。
非常に高価な庭木、時代物の燈篭、景石を使った庭も良いですが、何でもないありふれたもの、道すがらに転がっているような砂利や石を使った庭、傍目には雑草に見えるような植栽の配置等を弊社では重視しております。お庭は、お客様に日常の自分自身に返っていただけるスペースである事を一番に考えております。豪華なステーキよりも、日頃のお茶漬けというイメージです。
つい先日、西山方面に出向いている最中に、農業用ため池横の通路を通っておりますと、とても綺麗なものが目の前を横切りました。何かと見直すと、カワセミでした。不思議なもので、小畑川で見るカワセミと西山の山の中で見るカワセミの色が違うように感じました。時々、玉虫も見かけますが、自然界で色を放つ生物がいる事が不思議に感じます。
また、炭や薪になるコナラも咲き始め、三つ葉も旬になり、美味しくなってきました。
これからも皆様にホッとしていただける緑のスペースを提供し続けられますよう、更なる努力をしていく所存です。
お待ちいただいているお客様にはご迷惑をお掛けしておりますが、順次ご対応させていただきますので、もうしばらくお時間をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

都をどり

4月に入りました。
「都をどり」が1日から始まります。本拠地の祇園甲部歌舞練場が耐震改修の為、今年は南座で公演されます。皆様ご存知の事と思いますが、南座も一足先に耐震改修を終え、昨年11月に新開場しております。春を華やかに彩る「都をどり」を楽しみにしております。
これから一層春めいて参りますが、自生のウドなども旬になり、桜鯛も美味しくなってきます。また、ユキヤナギも綺麗に咲き始めております。
いつもの竹林の小路ですが、昨年の台風の強風で倒れた樹木が、写真にありますように
現在も放置されたままで、枯れております。改めて、自然の力に脅威を感じさせられました。
仕事の近況としましては、気温が上昇してきており、各地、草の生え方が激しくなってきており、その対応に追われています。除草を行っても、気温が上昇し、雨が増えると、草もどんどん伸びますので、また除草し、と、いたちごっこの状態ですが、寒い中作業をするより、暖かい日差しを浴びて作業をする方が、気分的にも和らぎます。

春分の足音

いよいよ啓蟄も後半に入り、春分目前です。
一雨ごとに暖かくなる時期ですが、肌寒い日もございます。
先日、同業者と共に、長崎へ研修旅行に行って参りました。樹木や石、庭に関する様々な情報等を交換しながらの旅です。ここ数年、毎年、鹿児島、熊本、福岡等、九州へ伺っております。
長崎は少し雨が降っておりましたが、暖かかったです。中華街へも伺い、ちゃんぽんその他、長崎の名物料理をいただきました。非常に美味しかったです。
帰りは、博多に寄り、博多ラーメンもいただきました。食べ過ぎには、注意していたのですが、ついつい美味しさに負けて替え玉してしまいました。
こらからモモの花が咲き、庭にも色々な花が咲き始める時期です。
京都に戻りましたら、樹木の冬囲いや養生を外していく作業に取り掛かります。
多用ではありますが、春を感じられる季節になり、心がホッとする今日この頃です。



弥生3月

弥生3月に入りました。この時期の雨は、樹木にとっては大切な雨となります。花を咲かせる為であったり、木の芽を膨らませる為の雨だったりします。一雨ごとに春が近づいてくるように気温も上がっていきます。寒の戻りがあるかも知れませんが、ついこの間まで氷点下で、震えていたのに、早やその事も忘れかけております。
昔、家で、カナリヤなど鳥を飼っておりましたので、この時期よくハコベを摘みに行ってた事を思い出します。私たちが摘んできたハコベを父が細かく切り、何かと混ぜて鳥にやっていたような記憶がございます。
旬の食べ物としまして、ハマグリが美味しくいただける時期です。色々な食べ方がありますが、やはりお澄ましでいただくのが貝のうま味を感じられて、私は一番好きな食べ方です。
菜花もこの時期の野菜で、美味しくいただけます。
3月、4月は、出会いと別れの季節です。今まで親しくさせていただいていた方との別れや、新しい方との出会いもありますが、それぞれ大切にしていきたいと思います。
春のお彼岸も迫っております。暖かくなり、色々な事が動き出してくる時期かなと感じております。

山科川

立春を過ぎました。「三寒四温」で、寒くなったり、暑くなったりを繰り返しながら春になっていきます。
先日、山科で仕事があり、お昼ご飯をいただく為、山科川の堤防を歩き、39年ぶりに母校のグラウンドを見ました。その昔、このグランウンドで、サッカーをした事を思い出しました。ゴール自体は、39年の間に何回も新しいものに変わっているかと思いますが、ゴールの位置は当時のままでした。近くには仕事に来ているものの、なかなか寄る機会が無かったので、校舎も懐かしく、学生時代が思い出され、感慨深かったです。

梅見月

2月に入りました。
「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」。鶏が卵を産み始める時期になりました。
寒さが一番厳しい時期でもありますが、厳しい寒さだけではなく、節分の豆まきや恵方巻きをいただくという楽しい行事もあります。
恵方巻きも、昨今は、コンビニにも売られており、購入される方が多いかと思われますが、昔は、母が海苔巻を作ってくれました。具は、そう甘くない卵焼きとキュウリのみだったような気がします。非常に美味しかった記憶があり、今でも、外で母の海苔巻に似たものを見つけますと、ついつい頂きます。やはり、少し母の味とは違いますが、、、。
キンカンもこの時期美味しくなってきます。甘酸っぱい実は、皮ごと食べられますので、昔はよく頂きました。
事務所近くの神社へ、月に数回お参りさせていただきますが、先日お伺いした折、写真にありますイノシシが置かれていました。入口の方を向いておりますので、出迎えてくれるようなかたちで、一瞬びっくりしましたが、よくよく見ると可愛いイノシシです。
作られた方も、手間が掛かったとおっしゃっておりました。時々、このように干支のものを置かれるので、お参りが楽しみな時期でもあります。
弊社の現在の業務は、台風被害の復旧の植栽作業が主になります。植栽復旧する事により、景観を良くし、季節の移ろいを感じていただけますように、各所で作業を進めております。
まだまだ厳しい寒さが続きますので、風邪などお召しになりませんよう、お気を付け下さい。

大寒

大寒に入りました。立春も近づいてきております。
1月20日現在、寒の雨が降っておりますが、寒の雨と申しましても、気温が高いですので、雪に変わりそうにはない様子で、安心しております。
この時季、旬の魚介の赤貝が美味しくなってきます。野菜では、小松菜も美味しくなってきます。
毎月24日は地蔵菩薩の縁日(御利益が増大する日)ですが、年の初めの1月24日は『初地蔵』として全国各地の地蔵尊を祀るお寺では、様々な行事が行なわれます。東京・巣鴨の有名な「とげぬき地蔵」と呼ばれる高岩寺でも大祭が執り行なわれ、毎年多くの参拝者で賑わいます。
弊社の作業近況ですが、主に昨年の大型台風の強風により倒れた樹木の植栽作業を行っております。皆様方の大切な緑地を復旧し、より良い環境の中でお過ごしいただけますように、各所で作業を進めております。
私共の仕事は、自然に下駄を預けるという部分がございますので、自分たちの思い通りに樹木が育たない事もございますが、今ある経験と技術を発揮し、日々精進し、皆様にご満足いただける仕事が出来るよう努めて参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。


盆梅展

小寒も過ぎ、いよいよ寒さも本格的になってきました。
1月10日から行われる「長浜盆梅展」に、ここ数年よく伺っておりますが、見事な梅を拝見するのもさることながら、盆梅展開催期間のみ販売されるお菓子があります。その名も「盆梅」と申しまして、白餡を柔らかい求肥で包み、更に塩漬けされた赤紫蘇で巻き上げてあるものです。会場のお茶席で供されるお菓子で、伺うと必ずいただく、美味しいお菓子です。
この時季、早朝から午前中くらいまでは、気温も低く風が冷たいですが、休日には、ウォーキングに出かけています。その折、かかしが綺麗に並べられておりましたので、写真に納めました。
今年も栞造園の来し方行く末を鑑み、しっかりと歩んで行きたいと思っております。

師走

師走に入りました。日本に自生している常緑の樹木で、国内の柑橘系で唯一の野生種であろうとされております「橘」ですが、日本書紀においても、不老長寿の霊木として登場します。厳しい寒さの中でも葉が青々とし、色鮮やかな実を付けますので、永遠の象徴のように考えられたのかも知れません。
「橘は 実さへ花さへ その葉さへ 枝(え)に霜降れど いや常葉(とこは)の木」
と聖武天皇の詠まれた歌もあります。
またこの時季、セロリや白菜も美味しくなってきますが、今年は台風が多かったので、野菜の価格が高騰しております。
松の葉をむしる手が、かじかんでくる時季にもなりました。弊社も多用な時季です。社員一同、一致団結し、皆様に喜んでいただけるよう、作業を進めて参ります。
最近、近くの小畑川で、例年よりも多くカワセミを見受けます。やはり環境が改善されてきているのか、嬉しい事です。また時間があれば、バードウォッチングにも出掛けたいと思います。