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ようやく秋

ようやく朝晩、秋らしくなってきました。
暑くて食が進まなかった方も、ようやく食べられるようになってきたのではないでしょうか。
「芋・栗・南京」が美味しい季節です。少し気温が下がるだけで、ホクホクしたものや温かいものが食べたくなります。
秋の実りを堪能したいと思います。

石亀

今から約25年前に、中京区の街路樹剪定をしている時に、「一度、うちの庭を見てもらえないか」と自転車に乗った初老の男性から声を掛けられました。
後日、お宅へ行かせていただくと、石造物もあり立派な庭園で驚きましたが、ご縁があってそちらの庭の管理をさせていただく事になりました。
作業をしていると、テラスでお婆様がずっと作業を見守って下さっており、池には石亀なども住み着き、現在もそこに住んでいます。家主は代替わりし、今は娘さんがお家を守っておられますが、庭の管理は、引き続き弊社でさせていただいております。非常に長い間お世話になり、感謝しております。
また開業当時からご贔屓いただいているお客様もたくさんおられ、全ての皆様に感謝し、これからもしっかりとした仕事をさせていただく所存です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

かき氷

毎日暑い日が続きますね。可哀そうにこの暑さで、樹木もお疲れ気味です。
お天気ニュースでは、毎日のように「10年に一度の厳しい暑さ……。」というような話を耳にします。でも、これって毎年毎年、同じ事言ってない?と思います。ですので、日本の夏は、年々厳しい暑さになるんでしょうね。
子供の頃は、外でかき氷を食べて、ひんやりとしていましたが、今では、クーラーの効いた部屋でかき氷を食べてます。
かき氷も進化して、昔のようにガリガリとしたものではなく、滑らかなスーッと溶けるものになってきてますね。
イチゴやメロンのシロップをかけて、舌が赤や緑になった頃が懐かしいです。
暑さのピークは、まだまだこれからです。
皆様、お気を付けください。

祇園祭

日本三大祭りの一つ「祇園祭」前祭の山鉾巡行がもうすぐです。
コンチキチン♪のお囃子の中、前祭には23基、後祭には11基の全34基の「動く美術館」とも称される豪華絢爛な山鉾巡行は、祇園祭のハイライトでもあります。
さあ、京都の暑い夏の始まりです。
今年も酷暑になる事が予想されます。皆様、お気を付けください。

梅雨入り

もうすぐ梅雨入りか!と言われておりますが、全国的に梅雨入りが遅いですね。
近くを流れる川の水量が少なすぎて、魚たちはどこでどうやって泳いでいるのかな?と心配になる位です。雨が降ると、弊社のような職種の作業は思うように消化できなくなり、困るのですが、農作物や生き物の為にもやっぱり程ほどには降ってもらいたいですね。
しっかり食べて、しっかり休息し、迫りくる暑さとジメジメに立ち向かいましよう。

アジサイ

6月に入りました。
サツキやヒラドツツジの花も終盤を迎え、アジサイの花が咲き始めております。
これから梅雨に向かい、ジメジメと鬱陶しい時期になってきますが、アジサイの花を眺めていると気持ちも和みます。
毎年の事ですが、これからの時期、天候により作業の予定も狂いがちになりますが、予定をやりくりし、乗り切っていきたいと思います。

5月半ば

ゴールデンウイークも終わり、もう5月の半ばです。
朝晩は、少しひんやりとする日もありますが、気温は上昇傾向です。
新緑の美しい時期ですので、ぷらっとお散歩に出かけるのにも良いですが、暑さ対策が必要ですね。
皆様、体調管理にご留意ください。

研修旅行

先日、長岡京市造園建設業協会の会員の皆さんと、広島研修旅行へ行ってきました。
楽しい旅になりました。

花見団子

サクラも咲き始めました。
「花より団子」という言葉は、花見団子からきているそうです。花見団子といえば、ピンク、白、緑の3色ですが、これは、ピンクは桜の花で春、白は雪の色で冬、緑は新緑の色で夏を表しています。あれ?秋が無いですよね。これは、「秋が無い」→「飽きがこない」つまり「食べ飽きない」という言葉遊びが入っているそうです。
いつも当たり前に何も考えずに食べるだけでしたが、「どうしてこの色なのか?」など、色々な物に「はてな」を付けて見てみると、また色々な発見がありますね。

サクラ

以前、市からの発注で、公園にサクラを植栽しました。久しぶりに、その公園近くを通り、サクラを見ますと、幹も太くなり、しっかりと根付いている姿を見て、うれしかったです。
公園という、近隣の方が散歩されたり、お子さんが遊ばれたりする場所ですので、このサクラが春に開花し、色々な方の目を楽しませてくれるものになると思うと、本当に良い仕事をさせていただいているなと感慨深いものがあります。
寒暖の差が激しく体調を崩しやすい時期です。皆様お気を付けください。


二月は逃げて走る

二月の半ばになりました。二月は逃げて走ると言われてますので、春までは、あと一歩です。
日に日に、日の入りも遅くなってきました。
会社近くにあったナンテンが、つい先日まで真っ赤に熟した実をたくさん付けていましたが、見事に綺麗に無くなっていました。鳥が、熟すまで待っていたのか、赤く熟したのを見つけたのか分かりませんが、寒くて食べ物の少ない時期ですので、エサにありつけて良かったです。
インフルエンザやコロナも流行っていますので、皆様、体調管理にご留意下さい。

初午

早いもので、もう今年も1ヶ月が過ぎ2月になりました。
今年の初午(はつうま)は2月12日(月)です。
稲荷神が、和銅4年(711年)に稲荷山(現在の伏見稲荷大社)に鎮座したと伝えられていおり、その日が初午の日だったことから初午と稲荷信仰が結びつき、初午の日に豊作を祈願する「初午祭」が行われるようになりました。
また、稲荷神の使者である狐が好むとされるのが油揚げなので、お稲荷さんに油揚げや油揚げで酢飯を包んだものを奉納するようになったとされ、それが「いなり寿司」になったそうです。
現在でも、初午の日には稲荷神社にいなり寿司を奉納したり、豊作祈願としていなり寿司を食べたりする習慣が残っています。
このいなり寿司ですが、関東と関西では、形が違っています。
関東のいなり寿司は俵型で、稲荷は、稲が生るを意味する稲生り神という五穀豊穣を願う神様という事にポイントを置いたのが、関東のいなり寿司で、俵型なのはこの為だそうです。
関西のいなり寿司が三角なのは、狐の耳の形に似せたからという説があります。稲荷神社の使者である狐に着眼したことで、三角のいなり寿司になったといわれています。
食べ物一つの形にも意味があるんですね。
皆さんのご家庭のいなり寿司の形は、どちらでしょうか。

クリスマスツリー

12月も半ばになり、いよいよ今年も終わりに近付いています。
昔、鉢植えの植木を販売していた頃、この時期になりますと、玄関先にドイツトウヒの鉢植えを置いて、クリスマスの装飾をされるお客様が多かったので、ドイツトウヒのご注文をいただく事が多く、バタバタと配達に走り回っていた事を思い出します。
昨今は様々なクリスマス用品がありますので、皆さんそれぞれお好みの装飾を楽しまれている事と思います。
これから寒風も吹き、気温も下がってくると思いますので、皆様、体調に気を付けてお過ごし下さい。

ホットドック

師走に入りました。何かと気忙しい時期になりましたが、弊社も年内の予定を消化していくべく社員一同業務に励んでおります。
今年の異常気象の影響で、通常の作業が1ヶ月程ずれ込んできており、お待ちいただいているお客様にはご迷惑をお掛けしております。順番に回らせていただいておりますので、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
先日、仕事で八幡の方へ出かけました。以前は、ある橋のたもとで、黄色いキッチンカーでホットドッグを売っていたのですが、最近見かけなくなっていました。知人から、そのホットドック屋さんは、石清水八幡宮さんの初詣の参拝者向けに参道にお店を出しておられると聞き、久しぶりに石清水八幡宮さんへ参拝に行き、懐かしいホットドックを食べようかと考えています。
皆様にも懐かしい食べ物がおありになるかと思いますが、昨今、個人商店というものが減ってきて何となく寂しい気持ちにもなります。

マツタケ

11月も半ばになり、この時期らしく朝晩の冷え込みが強くなってきました。
皆様、風邪などひかれませんようにご注意ください。
昨今、普通に入荷する事が出来ていた樹木が、生産されなくなったり、生産数が減ったりして、入手が困難なものも多くなってきました。
マツタケも、私が子供の頃には、この時期、すき焼きにはたくさん入っていた記憶があります。今まで普通に安価に入手出来ていたものが、高額になったり、簡単に入手出来なくなったりする事が増えてくるかと思います。仕方ないような寂しいような……です。
弊社社員一同、これから年末にかけて、作業に励んで参ります。


芸術

秋晴れの空が続き、日中は暑い位の日が続いています。
今月3日は文化の日です。たくさんの素晴らしい芸術に触れ、心豊かになれるといいですね。

キンモクセイ

朝晩は、めっきり秋らしくなりました。
「千里の先まで届く」と例えられているキンモクセイの香りですが、その例え通り、どこからともなく、甘い香りが漂い始めました。
キンモクセイの開花時期はとても短く、3〜4日間で開花が終わってしまいます。その間に強い雨風に当たると、日にちを待たずにあっという間に散ってしまいます。
そんなに短い開花にも関わらず、甘い独特な香りの印象は強く、人々に秋の到来を感じさせてくれます。
キンモクセイの香りには、リラックス効果もあるそうです。
夏の疲れやデジタル疲れをリセットしましょう。

朝夕は、少しずつ秋を感じられる頃になりました。
今年の夏の異常な暑さから、ほんとに秋が来るのか心配でしたが、異常気象ながらも季節は巡っています。
夏バテ気味だった、木々や花々もこれから徐々に元気になってくると思われます。
昼間は暑いのに、朝夕涼しくなるだけで、「煮物が食べたいな。」「鍋物が食べたいな。」となります。
実りの秋です。楽しみです。


ハギ

この時期になると思い出す事があります。
数十年前、京都のあるお寺で見習いの若い子と作業をしていますと、その子がハギを草だと思って全部抜いてしまい、ご住職が激怒され「今日はお帰り下さい。」という事でその日は撤収し、翌日、お詫びにお伺いさせていただきましたが「もう おたくには頼みません。」と言われ、大変気落ちした事がありました。
それから長い年月が経ち、現在に至りますが、なぜあの時ご住職が激怒されたのか、よくわからない時期もありましたが、今ではよく理解できますし、あの時、叱っていただいた事が、それから先の自分の仕事に生かされてきたと思います。
今でもそのお寺の前を通りますと、初心を思い出させていただけます。
皆で、お客様に喜んでいただけるよう精進しなければと思っております。


異常気象

毎日毎日、暑い日が続いております。
長岡京市からの業務で、市内小学校の樹木剪定に入らせていただいておりますが、生徒さんたちがいない、セミの声だけが聞こえるグランドを見てますと、この暑さで、皆さん家で過ごされているのかな。と思います。
この暑さと日照りで、弊社が管理させていただいている各物件におきましても、樹木が大きなダメージを受けております。
水やりは、朝夕の涼しい内にするのが基本ですが、この状況では、もうそんな事言ってられません。昼間でも構いませんので、植木の根元にたっぷりと水をあげて下さい。
そしてご自身も、水分、塩分をしっかりと取って、この異常な暑さを乗り切りましょう。


龍の彫刻

8月に入りました。
厳しい暑さが続いておりますが、弊社社員一同、各作業を進めております。
その昔、京都の石材店で打合せをしておりますと、私が物欲しそうな顔をしていたのか
石材屋の社長が「これ持って帰り。」と軟式ボール大の黒い玉石をくださいました。
黒い玉石の周りに浮かし彫りで龍が彫られているものです。この石は、約30年間、引っ越し等色々な事がありましたが、常に離れることなく私の傍らに寄り添っております。
また、この石を見るたびに、頂いた社長の笑顔が鮮明に思い出され、これからも大事にしていこうと思います。
断捨離の世の中ですが、そのような思い出の品を大切にされている方も多いと思います。
まだまだこれから暑い日が続きますが、しっかりと食べて、しっかりと水分を取って、日々励んでいこうと思います。



祇園祭

今年の17日の祇園祭山鉾の巡行は、祝日という事もあり、大変な人出になると思われます。
「コンチキチン」の祇園囃子が、お祭り気分を上げてくれます。
鉾の引手の方々、囃子方の方々、皆さんこの暑さの中、ご苦労が多いかと思います。
皆さん、熱中症に気を付けて、千百年あまり続く京都の伝統のお祭りを楽しみましょう。

夏の思い出

7月に入りました。
ここのところ、雨が多く、作業が予定通りに進んでおりませんが、社員一同、遅れを取り戻すよう作業に励んでおります。
この時期になるとよく思い出しますが、山科に住んでいた小学生の頃、牛尾山へクワガタやカブトムシを捕りに行ってました。その頃は、虫かごいっぱいに捕れましたので、山科の街中のペットショップに持って行ってお小遣い稼ぎをしていました。今では、そんなにたくさん捕れなくなってると思いますが。
牛尾山の虫捕りの帰り道、今はお得意様の敷地になっていますが、昔はそこに一燈園の畑があり、畑で作業しておられる方と親しくなり、カブトムシやクワガタを差し上げる代わりに、割れたスイカなどをいただき、楽しんで食べていた思い出があります。
皆様にも様々な思い出がおありになるかと思います。このような思い出は、歳を重ねても忘れないものです。
これから蒸し暑い日が続きますが、皆様、熱中症に気を付けてお過ごし下さい。


野鳥の鳴き声

6月に入りました。1年の中で、樹木の緑が一番綺麗な時期だと思います。
作業をしていても、心が安らいできます。
事務所周りには野鳥がたくさんおり、色々な鳴き声が聞こえてきます。近くには池もありますので、そこにはカワセミが生息していて、用水路や池の小魚を狙っている姿を時々見かけます。カワセミの色を見ると、自然が作り出す色の美しさに感動します。
また、街中では、インバウンドの方など観光客が増え、活気が戻ってきたのは嬉しい反面、交通渋滞等、仕事面では少し悩まされております。
梅雨の走りで、私たちの仕事では、憂鬱な時期でもありますが、気持ちを切り替え、しっかりと作業を進めていきたいと思います。

青モミジ

5月も半ばになり、初夏という感じになってきました。
春のサクラ、秋の紅葉と並んで美しいのが、青モミジです。
初夏の爽やかな風にゆれる青モミジは、清々しいものです。
ゴールデンウィークも過ぎ、各地の観光地はちょっと一段落といった感じでしょうか。
その一段落の間に、青モミジを見て回るのもいいかも知れませんね。

研修旅行

5月に入りました。
先日、京都府造園協同組合 乙訓支部のメンバーで、仙台へ研修旅行に行ってきました。
各名所も周り、美味しい牛タンも堪能し、楽しい研修となりました。
新幹線の中で、有名人をお見掛けしたりもしました。
皆様もゴールデンウィークをお楽しみください。

 



 


出会いと別れ

春は、出会いと別れの多い時期です。
「別れ」の寂しさと「出会い」のワクワクで、心が落ち着かない方もおられるのではないでしょうか。
「出会いは別れの始まり」です。「別れ」は、悲しい事ですが、人間、誰しも一生一緒にいることはできません。ですから、今、目の前にいる誰かや新たに出会った誰かとも「この人と一緒にいられる時間も、限りのあることなんだなぁ」と考えて、一緒に過ごすその時間を大切にしなければいけないなと思います。
一つ一つの出会いを大切にしていきましょう。

タケノコ

早いもので、もう4月です。
弊社の周りの竹林では、タケノコ掘りが最盛期を迎えています。
今年は、暖かい日が多かった為、タケノコの成長も早いようです。
例年通り、タケノコの時期はまだもう少し先かな?なんて、もたもたしていたら、シーズン終了となってしまうような勢いです。
タケノコを毎年地方の知り合いに送らせてもらいますが、皆さん「柔らかくて、えぐみが無くて、美味しい!」と楽しみにしてくださっています。これもひとえに、農家さんが手間をかけて土づくりからされている努力のおかげです。長岡京の特産品「タケノコ」、デパートに出ると高級品になってしまいます。是非、長岡京市に足を運んでいただき、直売所で、お買い求め下さい。デパートよりも新鮮で、少しはお安く手に入ると思いますよ。
寒暖の差が大きい時期ですので、皆様、体調管理にお気を付け下さい。


気温が20度を超える日があったり、日に日に春らしくなってきました。
ただ、春めいてくると、花粉症の方には、つらい時期の到来です。今年は、10年に一度の花粉大飛散だとか。。。「大飛散」聞いただけで、くしゃみが出そうです。
京都のサクラ開花予想は、3月22日頃だそうです。寒さ厳しい冬を越え、春の訪れを知らせてくれるかのような、絶妙のタイミングで咲くのがサクラです。この絶妙なタイミングにより、これから楽しい事が待っていると思わせてくれるような気がします。
私は、個人的には、山科疎水のソメイヨシノを中心とした桜並木がお気に入りの一つです。
花粉対策、日焼け対策、昼夜の寒暖差対策をしっかりとして、春の訪れを楽しみたいと思います。


インバウンド

3月に入りました。
各地インバウンド等で観光の方が増えて参りました。
仕事柄、観光地近くで仕事をさせていただく事が多く、半年前とは違い、どの場所へ行っても観光客が増えています。
嵐山の渡月橋辺りも、通るのに人とぶつかりながらでないといけない位になっています。
観光客が増え、京都の町がにぎやかになるのは良いのですが、仕事で昼食をとるのに、いつも行っている小さな定食屋さんへ行っても、どこから情報を得て来られるのか、観光客でいっぱいで、昼食を食べるのにも苦労する事が増えてきました。
また、乗り物も混み、道路も混雑し、仕事をスムーズに進めるのには、困る事も多いです。
これから日を追うごとに春めいてくると思います。春の陽気に誘われて、また、観光客が増えるかと思いますが、京都に観光で来られた方々に、京都はいい所だなあ〜と思ってもらえれば嬉しいです。

銭湯

幼い頃、京都市中京区壬生という所に、幼稚園から小学校に上がる前頃まで住んでいた事がありました。
先日、所用で昔住んでいた辺りに行く事があり、少し周りを歩いておりますと、昔通っていた銭湯が残っていました。すごく懐かしく、一風呂浴びさせていただきました。
内風呂が出来てからは、銭湯に通う事が無くなりましたが、たまには町の銭湯もいいものです。帰りには、餃子の王将の本店も、程近くにありますが、幼馴染が営業している中華屋さんで、美味しい餃子を食べて帰りたいと思います。
子供の頃は、お風呂屋さんの中のタイルの仕切り塀が、もっと高かった記憶があるのですが、
今見ると、随分と低いもので、不思議で面白かったです。
子供の頃、大きく見えていたものが、大人になると小さく見える事って良くありますよね。
自分がそれだけ成長したという事なんですが。
寒暖差が大きい時期です。皆様、体調管理にご留意下さい。

節分

寒さに震える毎日ですね。
もうすぐ節分です。豆まきの掛け声は、「鬼は外。福は内。」が一般的かと思いますが、地方によっては、「鬼は内。福は内。」だったり、「鬼、外。」と「は」を入れなかったり、「福は内。神は内。」と鬼を入れなかったりと様々です。
それぞれの掛け声に、その地域ごとの言い伝えなどがあり、一つ一つの行事には、奥深いものがあります。
今年の恵方「南南東」に向かって、恵方巻にかぶりつき、無病息災を願いたいと思います。

寒肥(かんごえ)

鏡開きも終わり、皆様におかれましても、日常生活が戻って来られたことと思います。
弊社は、今の時期は、施肥作業が主な作業です。冬に与える肥料で、寒肥(かんごえ)と言われています。冬に与えた肥料は土の中で分解され、それを樹木が根から吸収して、春になるころに樹木内に行きわたります。春は新芽のシーズンですから栄養を沢山必要とします。ですので、この時期の施肥は、「木の成長」「花の付き方」「実の付き方」に影響を与える大切な作業です。
地味な作業ですが、春に向けて、毎日、各所でコツコツ作業をしております。
このところ、気温の変動が大きいですが、皆様、体調管理に気をつけてお過ごし下さい。

豊かな自然

今年もあと少しになりました。
最近まで気温が高かったので、冷え込みがより一層強く感じられます。木々の枝が木枯らしに揺らされているのを見ると、「あ〜寒い!」となるのも不思議なものです。
葉が落ちたばかりの木ですが、次の芽やつぼみを付けているものもあります。
これから本格的に寒くなるのに、自然の豊かな力を感じます。
弊社の作業も年末に向けて、追い込み段階です。
「節電!節電!」と言われておりますが、皆様、無理のないように、お過ごし下さい。


師走

師走に入りました。諸説ありますが、師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」が転じたものだと言われています。
12月は、慌ただしくバタバタと過ぎて行くものですが、弊社の作業も年内仕上げの追い込みにかかっております。従業員一同、体調を整え、しっかりと作業を進めて行こうと取り組んでおります。
そろそろ、タチバナが鮮やかに色付き始めます。年末年始の休みを楽しみに、仕事に励みたいと思います。

星空

11月も半ばになり、今年も残すところ1ヶ月半となってしまいました。
朝晩の気温差もあり、日が落ちると急に肌寒くなりますが、気温が下がると、星空が綺麗に見えます。先日は、赤銅色の皆既月食を見る事が出来ました。
星空を眺めて、日々の緊張や疲れを癒すのもいいかも知れません。
年内の作業をお約束させていただいておりますお客様につきましては、順次お伺いの段取りをさせていただいております。お待たせして申し訳ございませんが、何卒、よろしくお願い申し上げます。

斑入り植物

11月に入り、いよいよ気温もぐっと下がり、肌寒い季節となりました。
蚊もいなくなり、作業がしやすい時期です。
今、斑入り植物に凝っていまして、「斑入りツワブキ」の変わった葉の品種のものを集めております。様々な葉の形があり、斑の入り方によっても見え方も変わるので、非常に楽しめます。これからの時期は、花も楽しめますが、驚くほどきれいな花を咲かせるものではありませんので、葉を楽しむものなのかなと思います。斑入りの「ハカタシダ」も以前は会社周りにも生息していましたが、ハイキングの方などに採取され、今はめったに見る事がなくなってしまいました。
これから12月に向けて、更に気温も下がってきますので、体を冷やさないように注意して作業にあたっていきたいと思います。
年内の作業をお約束させていただいておりますお客様につきましては、遅れることなく、ご迷惑をお掛けしないように、各作業を進めていく段取りをしております。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

ガラシャ祭り

急に冷え込んできたかと思えば、今日は、半袖でも暑い位。着るものに悩む今日この頃です。
弊社がある長岡京市では、今年は、3年ぶり11月に「ガラシャ祭り」が開催されます。
このお祭りは、今から440年前に長岡京市内にある勝龍寺城に嫁いできた明智光秀の娘「玉」、のちの細川ガラシャのお輿入れ行列を再現したもので、豪華絢爛な時代衣装に身を包んだ行列巡行があります。
例年、雨に見舞われる事が多い「ガラシャ祭り」ですが、今年は、どうか晴れて欲しいものです。


キノコ

空の高さに、秋の気配を感じます。
朝晩は、肌寒い日がありますが、昼間は、まだまだ汗ばむほどの気温になります。
最近、弊社前の小径脇に、白いキノコが、次々と3本生えてきました。
最初は、白いボールのような形で、時間の経過と共に、キノコの傘が開いてきます。
「こっちにも生えてますよ。」「こっちは真っ白やけど、こっちのはちょっと茶色いね。」「ここのキノコは、折れちゃったね。」等々、散歩をされている面識のない方々とも、この毒キノコ1本で、和やかな会話が出来ました。
これがマツタケならありがたかったのですが。。。
季節の変わり目は、体調を崩しやすいので、皆様、体調管理にご留意下さい。


ムクゲ

9月半ばになり、昼間はまだ暑い日も多いですが、朝晩は、随分と過ごしやすくなりました。
先日、出勤途中「ムクゲ」の花が目に入ってきました。私たちのような仕事に携わっていますと、草花や木を見て、人の顔を思い出すことが多々あります。この「ムクゲ」の咲いている場所は、以前、ご高齢の方が家庭菜園をされていた所で、私が通ると、よくキュウリやトマトを下さったのを思い出しました。
弊社の敷地内にも今「ムクゲ」の「祇園守(ぎおんまもり)」という品種が咲いています。花が咲いていない時は、あまり気にも留めず過ごしてしまっていますが、このように花を咲かせてくれると、ここに居てくれていたんだと思い出します。
これからも、色々なお宅に花木を植えさせていただく機会があるかと思います。私共が植えさせていただいた花木を見ていただき、「あ〜、これはあの時、栞造園さんに植えてもらった木やったな。」と思い出していただけるような仕事をしていきたいと思っています。
残暑も厳しく、寒暖の差が激しくなってくる時期です。皆様、風邪などお召しになりませんよう、お気を付けください。



季節の移ろい

夏が終わり、秋へと季節が移っているなと感じられる今日この頃です。
昼間はまだまだ暑いですが、自然と秋の虫が鳴き始め、コスモスなども咲き始めます。虫や花は、人間以上にちゃんと季節を感じとっているんだなと思います。
9月は、涼しくなり始め、気持ちの良い気候になりますが、台風の発生が多い月でもありますので、大きな災害が発生しない事を祈るばかりです。9月1日は「防災の日」ですので、防災グッズの見直しや避難場所の確認をして、災害に備えておくのも大事ですね。
夏の疲れが出やすい時期です。朝方は気温が下がりますので、皆様、体調を崩されませぬようくれぐれもご自愛ください。

八条ヶ池

立秋も過ぎ、暦の上では秋になりましたが、暑さは衰えず、秋の気配は感じられません。
弊社も各地で様々な作業をさせていただいておりますが、今回8月の作業の一つに、長岡京市様の仕事で、長岡天満宮の八条ヶ池の木柵交換作業をさせていただきました。古くなった木柵を撤去し、新しい杭を打ってロープ柵を設置するという作業になります。
長岡京市の観光スポットでもあり、近隣の方のお散歩コースにもなっているような人が多く集まる場所ですので、景観を保ちながら、歩道の安全性を高めるという作業に関わらせていただきました。
八条ヶ池周辺は、私も、ウォーキングでよく行く場所です。朝4時頃でも、結構な人の多さです。この暑さで、水辺に行きたくなるのは、私だけでは無いようです。
まだまだ、暑さが続きます。皆様もご無理のないようにお過ごしください。

夕立

3年ぶりに開催された祇園祭も無事終わり、夏本番です。
昔は、昼間の熱気が夕立でしずめられ、縁側で涼むことが出来ましたが、今は、雨が降れば「ゲリラ豪雨」となる事も多く、「夕立」と呼べるような雨の降り方では無くなってます。
そのうち「夕立」という言葉も無くなってしまうかな?と、思った日でした。

夏野菜

短い梅雨が明けたと思ったら、また梅雨空が戻ってきてしまいました。
役行者山が納められている場所近くに、お得意様があり、毎年、この時期に庭の手入れにお伺いさせていただいております。役行者山に宵山の1日間だけ販売される「行者餅」と言うお菓子があり、山椒の香りがほんのりし、白みそとの相性も良く、この時期楽しみにしているお菓子なのですが、今年は、販売されないという事で残念です。来年こそは、食べたいなと思っています。
最近、近隣の農家さんが、朝採れの野菜を軒先で無人販売されています。非常に新鮮で安価ですので、ほぼ毎日、トマトやキュウリを購入し、食べています。新鮮ですので、マヨネーズやドレッシングを付けなくても、とても美味しいです。トマトは、常温で食べても、トマト本来の味がして非常に美味しいです。
旬の野菜をしっかり食べて、この夏を乗り切っていこうと思います。皆様も暑さに負けず、元気にお過ごしください。

御池通花壇

暑い日が続いておりますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
弊社、御池通の花壇のスポンサーをさせていただいております。
7月6日には、ニューギニアインパチェンスやメランポジューム、トレニア、アメリカンブルー等の花に植替えされます。
毎日、倒れそうな位の暑さですが、道端の可憐な花で、少しでも道行く方々に元気をお届け出来たらいいなと思います。


梅雨

6月ももう半分過ぎてしまいました。 年々、時の流れの速さに驚いています。
近畿も梅雨入りですね。
「梅雨」と言えば、うっとうしい、ジメジメ、憂鬱など、気分が沈みがちな言葉がついつい出てきてしまいますが、アジサイが綺麗に花を咲かせているのを見たり、雨あがりに虹が架かっているのを見たりして、綺麗だなと思う事もあるし、梅雨の雨を「五月雨」(さみだれ)と言い換えれば何だか急に風情が感じられたりもするし、言葉一つで気持ちも変わります。
雨音をBGMに、気持ち穏やかに過ごせていけたらいいなと思います。

京都府立植物園

先日、久しぶりに京都府立植物園へ行き、花や樹木を堪能して参りました。
しっかりと管理されており、季節ごとに見応えのあるものがたくさんあり、小さなお子さんが楽しめる場所もありますので、皆様もお弁当などを持って出かけられてはいかがでしょうか。梅雨入り間近で、蒸し暑い日が多いですが、しばし、楽しい時間を過ごさせていただきました。
またちょくちょく寄せていただこうと思っています。

新茶

各地のお茶の産地から新茶が出回りはじめました。
新茶は薫り高く、甘くて美味しい初夏のお味です。
大変高価なものなので、ガブガブは飲めませんが、この時期にしか味わえない新茶を楽しみながら、ほっこり一息。


新緑が美しい時期となりました。
一口に「緑」と言っても、濃い緑、淡い緑、様々な緑があります。
新緑が織りなす、様々な緑を愛でて、美味しい空気をいっぱい吸い込んで、今月も頑張りましょう。


駆け出しの頃

4月も半ばになり、気温も上がって参りました。
先日、西京区の桂坂へ打ち合わせにお伺い致しました。その帰り、30年ほど前に造らせていただきましたお庭を久しぶりに見せていただきました。
当時とは代替わりされておりますが、外国製の石の塀も植栽も残っており、伝統工芸士の方に造っていただいた1点物の石のオブジェもそのままで、非常に懐かしかったです。
その当時、駆け出しの私に、高額な工事を発注していただき、お代金も着工前に頂き、大変感激した事を思い出しました。お庭完成後、数年後に阪神淡路大震災がありました。その日のうちにお庭の状態の確認に寄せていただきましたが、石の欠損や目地の損傷も無く全て無事でほっとした事を思い出しました。
そうしたお客様に支えていただき、今日までお仕事をさせていただけている事に感謝し、これからもコツコツとおごる事なく、進めていきたいと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

タケノコ

弊社は、竹林に囲まれた場所にあります。
まだ小ぶりですが、香りの良いタケノコの出荷が始まっているようです。
毎年生えてきたタケノコの中から良い物を種として掘らずに大きくして、古い竹を間伐し新しい竹に入替えされます。適度に間引き、写真のように竹林に光を取り込んで、地温を上げるそうです。竹林と言うと、薄暗いイメージを持たれているかも知れませんが、手入れの行き届いた竹林は、日の光が降り注いでいます。一年を通して、手間暇かけて手入れがされている竹林からしか、美味しいタケノコは収穫できません。
タケノコ生産者さんに感謝しながら、今年もタケノコご飯や若竹等々、春の恵みをたくさんいただきたいと思います。


河津桜

京都の淀水路沿いの遊歩道にある河津桜が見頃を迎えています。
早咲きのサクラの品種といえども、今年は寒波の影響で、例年よりも開花が遅く、今、見頃を迎えています。
この河津桜は、地域住民の方が植樹されたもので、淀水路沿い1.1Kmに約200本あり、
綺麗なピンク色で、春の訪れを告げてくれます。
この季節にしか出合えない景色を楽しみたいと思います。


塩パン

3月になり、春の息吹を感じる頃となりました。
定期的にお伺いするお客様宅の近くに、コッペパンに色々な物を挟んで売られている人気のパン屋さんがあります。いつもいただくのは、ハムやキャベツを挟んだもの、ポテトサラダが挟んであるものです。たまに無性に塩パンが欲しくなる時があり、これが実に美味しいんです。振り返ると、塩パンが食べたくなるのは、仕事やその他の事で、「やるか、やらないか」「するか、しないか」「やめるか、やめないか」等の判断を迫られた時です。知らず知らずの内にシンプルな物をいただき、自身の心もリセットしているのかも知れません。
皆様も、無性に食べたくなるものや欲しくなるものがおありでしょうか。
これからも一刻一時を大切にし、皆様に喜んでいただける景観を造っていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

花菜

春を感じさせてくれる食材の一つに「菜の花」があります。京都では、「花菜(はなな)」と呼ばれる事が多いです。ほろ苦い花菜をいただくと、春が来たなという気分になります。
この花菜は、長岡京市が有名な産地で、「京のブランド産品」にも認定されています。
弊社近隣にもたくさんの農家さんが花菜を栽培されていますので、軒先で無人販売されている所も多いです。「京のブランド産品」ですので、きっとデパ地下などでは、高値が付いているのでしょうが、ありがたい事に格安で新鮮な物が手に入ります。
収穫が終わると、一面黄色の菜の花畑に変化し、ちょうちょも飛び交い、目で春を感じられる風景になるのも楽しみの一つです。
暖かくなるまでもう少しですね。



キンカン

2月に入りました。
まだまだ冷え込みは厳しいですが、弊社、各作業に励んでおります。
このような仕事に携わっていますと自然と接する事が多いですので、動植物が春に向けて準備しているのがよくわかります。
最近、あまり見かけなくなりましたが、旬の果物として「キンカン」があります。お節料理の中に入っているのを見かけますが、昔はこの時期になると、果物屋さんの店先に並んでいました。仕事柄、キンカンはいただく機会が多いのですが、いただいたキンカンは焼酎に漬けて、キンカン酒にしています。非常に香りも良く、美味しくいただいています。
先日、ウォーキング用のスニーカーを新調しました。やはり道具と一緒で、なじむまでに時間がかかります。ハサミ類は、錆びても刃を研いで長く使う事が出来ますが、靴の場合は、いくらなじんでいても古くなったら買い替えが必要になります。しっくりと足になじむまで、相当歩き込まないとダメですが、真新しい靴を履いて歩くと、また気分も変わってきます。
これから三寒四温を繰り返し、春に向かっていくわけですが、毎日を悔いの無いように公私ともに励んで参ります。


お詫び

厳しい寒さが続いておりますが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
弊社、経費節減等の為、今年から、全てのお取引先様に対して、年賀状の送付を控えさせて頂くこととなりました。新年のご挨拶をお送りいただきました方々には、大変申し訳ございませんでした。
今年も社員一同、皆様に喜んでいただける仕事に努めて参る所存です。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

1年に1度

明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとって良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

元旦になるといつも思い出す事があります。小学校高学年から3年半ほど、新聞配達のアルバイトをしていました。目的は自分の小遣い稼ぎの為でしたが、今思えばアップダウンの激しい地区を自転車に乗って配達していましたので、足腰が鍛えられたと思います。
朝刊を配る時間は、まだ街が動き出す前ですので、しーんとした綺麗な気持ちの良い空気を
吸いながら、自転車を漕いでいました。
最近、雨の日の新聞は個別に1部ずつ梱包されておりますが、当時はそのような対策は無かったので、随分と雨で濡れた新聞をポストに入れていたと思います。よく、クレームが来なかったなと思います。
1年に1度だけ、父が配達を手伝ってくれる日がありました。それがこの元日です。
皆さんもご存じの通り、元日の新聞の厚みは、すごいです。通常、1回で配達出来るものが、3回位積み直して配らないといけません。父の自転車と自分の自転車、2台で配達に回りました。うっすらと雪が積もった下り坂で、僕がこけて新聞が雪の上にばらまかれ、それを2人で拾い集めて、積み直し、配達に行った事もありました。
1日1回だけ手伝ってもらうと、次の2〜3日の間、1人で配るのが寂しかったものです。
新聞配達が終わり、家に帰り、父にインスタントコーヒーを入れるのが、僕の日課でした。
遠い日の思い出ですが、今でも良い思い出として、胸にしまわれています。


大雪を過ぎ、本格的な冬の到来です。
今年の冬は、例年よりも寒くなるというような予報が出ていますが、雪はたくさん降るのでしょうか。
雪には、花に例えた異称が多くあります。「六花」「六華」「銀花」「雪花」「寒花」「天花」等、雪の結晶が六角形で花に見える事や雪が舞い落ちてくる様子が、花びらが舞い落ちるように見える事から「花」を連想してこのような美しい異称が付けれらたようです。
雪が降る様子を美しい異称を思い出しながら眺めるといいかも知れません。
ただただ、真っ白で綺麗な雪で終わればいいのですが、大雪は、ライフラインを遮断したりもするので、綺麗なだけでは終わらないのも雪です。ドカ雪にはなりませんように。と祈るばかりです。

新米

師走に入り、すっかりと冬模様になってきました。
冷たい季節ですが、嫌いではないです。
弊社では、1軒でも多くのお客様の作業を年内に収められるよう、社員一同、業務に励んでおります。
一部のお客様には、年明けの作業でお願いしておりますが、何卒、ご理解ご了承の程、お願い申し上げます。
普段はあまり甘いものを食しませんが、新米に入れ替わったこの時期、食べたくなる和菓子が「焦がし餅」と「とち餅」です。
「焦がし餅」は、円筒形のお餅を3〜4本串に刺したものをあぶって、みたらし団子の餡のような、甘い蜜がかかったもので、素朴な美味しさがあります。
今では「とち餅」には、こし餡や粒餡が入っていますが、昔は、餡が入ってない物が多かったと思います。ぜんざいや雑煮に入れて食べた記憶があります。
季節ごとに変わる和菓子は、普段の仕事にも非常に参考になる事が多いです。特に京都の和菓子は、デザインや色使いに素晴らしいものがあり、仕事の参考にさせて頂いている事が多いです。
「末大海に注ぐせせらぎも しばし木の葉の下くぐるなり」
入社当初は、線も細く、大丈夫かなと心配する事も多かった者も、時を経るごとに、徐々にたくましくなってきます。
お互い、切磋琢磨して成長していきたいと思っております。
今後とも、皆様、よろしくお願い申し上げます。

あっという間に、今年ももうこんな時期ですね。
弊社では、お待ちいただいてるお客様のお宅を出来る限り年内に手入れさせていただけるよう、社員一同、全力で作業に励んでおります。
先日夕方、空を見上げると三日月と金星が接近し、暗くなりかけの澄んだ空に、絵に描いたように浮かんでいました。
こんな空がずーっと見られる地球であって欲しいなと、ふと思った日でした。


蘭深山にて香る

11月に入りました。
梅雨が明けてからの長雨で、随分と作業の方が遅れておりますが、年末に向けて社員一同、全力で追い込みに入っております。
先日仕事に向かう途中で、民家にアルミフレームのハウスが造られ、中でセッコクを栽培されていました。私も昔は、山野草愛好家の方と一緒に丹波の山へセッコクの採取に行ってました。現在はしておりませんが、一時期は凝って栽培していました。
セッコクは江戸時代から愛好家が多く、なかなか奥深い植物で、はまるとキリがなくなります。この山野草愛好家の方は、庭師としての腕も良く、私も昔はよくお手伝いに呼んでいただいてました。郊外のお客様が多かったので、その時に一斗缶を積んで行かれ、剪定したマツなどを燃やして、暖を取らせてもらっていました。今では、庭で何かを燃やすという事は許されませんので出来ません。昔は、この様に庭で焚火をして暖を取らせていただいたり、施主さんが、「これ飲んで体温め」とコップ酒を出して下さったりした事もあります。
デンドロビュームは時々購入し、自宅で観賞してますが、今は、仕事に追われて趣味に興じる時間が取れません。時間が出来れば、何か始めたいと思います。
「蘭深山にて香る」丹波の山で人知れず花を咲かせているセッコクに想いを馳せている日々です。

懐かしい店

山科の小山地区にかれこれ40年以上前に、きくやという駄菓子屋さんがありました。
小樽の方から引っ越してこられたご家族で、自宅の1階を改装して、主におじいさんが営まれていました。私が通る通学路の横にお店がありましたので、学校の帰りによく寄りました。紐付きのイチゴあめの当てもんや冷やしアメ、かき氷、今では見かけなくなった飲むと舌が赤くなるジュースなどが置いてあり、いつも小さい子供たちで賑わっていました。たこ焼きも焼いておられましたが、申し訳ないですが、あまり美味しくなかった記憶があります。今みたいに、色々な物を入れて、味を調えるのではなく、シンプルなものだったので、そういう記憶になってしまったのかも知れません。
駄菓子屋さんの近くに、喫茶ラビットという喫茶店もあり、こちらのランチもよくいただきました。40数年経った今、樹木の維持管理などの仕事で同じ地区に寄せていただく事がありますが、きくやさんもラビットさんも無くなっています。
この辺りでは、柊さんが今でもあり、近隣に作業にお伺いした折には、ちょくちょく寄らせてもらっています。麵類も美味しいですし、天むすも美味しいお店です。
弊社では、暮に向けて、各作業、気を引き締めて進めていってる最中です。これから日が短くなってきますので、焦って道具を忘れてきたりしないように気を付けて作業にあたっている今日この頃です。
皆様も寒暖差が激しい時期ですので、体調を崩さないように気を付けてお過ごしください。
今お待ちいただいておりますお客様も順番に回らせていただきますので、もうしばらくお時間を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

変化

朝夕は、随分と過ごしやすくなりました。
弊社では、各所で秋の剪定作業を進めております。気温が下がってきましたので、随分と作業がしやすくなりました。
つい先日までは、Tシャツ1枚で過ごしていたのに、朝夕は、上着がないと少し寒い日もあります。
10月1日は、「衣替え」の日です。最近は温暖化もあるので、気温に合わせて時期は少しずれてますね。
少し気温が下がってくると、食べたいと思うものや、飲みたいと思いうものが変わってきます。おでんや、シチュー、日本酒を熱燗で、、、。と変化します。
季節を楽しむように暮らしたいと思います。

ドロバチ

8月初旬頃、弊社、資材置き場の水タンクの上においてありました竹ぼうきの節の穴周りを体が黒く黄色の線が入った虫が飛んでいました。近寄っても攻撃してくる訳でもなく、私の周りを飛んでいました。インターネットで調べてみると、それは「ドロバチ」という蜂の一種だという事がわかりました。去年も、同じ場所をこの蜂が飛んでいたような記憶があります。手で追い払い、掃除をし終えますと、また戻って来ておりました。竹ぼうきの柄の中に巣を作りたかったようですので、ほうきを一旦倉庫へ入れ、巣を作らせないようにしておりますと、今度は、石で出来た大黒様の小槌の下に開いていた小さな穴の中に巣を作ったようで、その穴が泥でふさがれていました。
青虫をつかまえて巣の中に入れ、その後産卵し、卵が孵化すると幼虫はその青虫を食べて成長します。青虫を巣に入れたら、巣の穴をふさぎ、その後、親のドロバチは巣に戻ることは無いそうです。そして翌年の春、サナギになり羽化をして、巣から飛び立ちます。
ここから飛び立ったドロバチ達は、帰巣本能で、またこちらに戻ってくるのかな?

つるべ落とし

9月になり、暦の上ではもう秋です。
今年の夏は長雨で少し気温が低かった為、最近の昼間の暑さがより一層厳しく感じ、いつまでこの暑さが続くのかとうんざりもしますが、急に日の暮れが早くなり、季節は秋へと移り変わっているんだなと思います。
9月は、9月初旬の日没が18時半頃で、それが、9月末には17時50分になるそうです。
1ヶ月で、40分も早くなるそうです。
7月は14分位、8月は35分位なので、9月に最も差が大きくなります。
ですから、秋の日はつるべ落としと言われるんですね。
今年は、秋の果物が高値のようですが、サンマは少しお安くなりそうというニュースを目にしました。涼しくなってくると食欲も湧いてきます。美味しい物をたくさんいただき、夏場に奪われてしまった体力を取り戻しましょう。


タマムシ

先日、岩倉実相院の方で、庭木の様子を見て頂きたいというお客様からのご依頼で、公共交通機関を使って久しぶりに岩倉の方まで出掛けました。
打合せが終わり、駅に向かう途中、20数年前に造らせていただいたお庭の前を通り、久しぶりに外から庭を見てみますと、その当時、植えさせていただいた自分の腕ほどの木が、高さも太さも立派になり、お庭の中心にしっかりと根付いておりました。植木の方から「久しぶり。元気にしてるか?」と声をかけられたような気がしました。自分も心の中で「元気やで。」と答えました。自分が植えさせていただいた木がこれだけ立派に大きく成長しているという事は、私自身も歳を重ねているんだなとつくづく思いました。
この辺りは昔、エノキがよく生えており、そのエノキを好むタマムシが飛び交っておりました。このタマムシのメタリック感、金属感といい、素晴らしい色をしているなと思います。
最近はタマムシを見かけなくなりました。
帰り道、少しお腹が空いてきましたので、北大路通沿いにあるレトロ感たっぷりの喫茶店に入りました。昔、お墓参りの帰りに、家族でよく立ち寄った喫茶店です。
子供の頃は、クリームソーダやホットケーキを頼んでいた気がします。お出かけした時のご馳走という事で、楽しみにしていました。今回は、ハムトーストをつまみに、ビールを飲んで、最後はナポリタンで締めました。なぜか子供の頃に食べたナポリタンよりも甘く感じました。
夏真っ盛りで、気温も高く、暑い日が続いております。皆様、しっかり働き、しっかり休んで、夏を乗り切りましょう。

夏本番

夏本番です。
弊社の社員達も、毎日暑い中作業に励んでおります。この時期が、一番辛い時期です。
お庭の植物にとっても辛い時期であり、私たちと同様に多くの水分を必要とします。
また、私たちが暑さで夏バテしてしまうように、植物も暑さで弱ってしまう事があります。皆さん水やりが大変かと思いますが、時間があるようでしたら、朝夕の一日2回、水をやって下さい。
私達も水分をしっかり取って、暑さに負けないようにしましょう。


お婆様

梅雨明け間近になってきました。
高温多湿で、非常に活動しにくい時期になってきております。
弊社も各所、剪定作業を中心に動いております。雨が多く作業がしづらい状況が続き、各作業少々遅れ気味になっておりますが、日々、皆で作業に励んでおります。
個人宅のお庭の剪定作業をさせて頂いておりますと、昔の事をよく思い出します。
私が、20〜30代にかけて回らせていただいていたお客様宅には、6割超、お宅にお婆様が居られ、お盆前にお庭の手入れにお伺いしますと、ご自身で作られている無農薬のトマトやキュウリをお昼に出して下さる事が多かったです。そのトマトは今のトマトと違い、香りや酸味が強く、非常に美味しかった記憶があります。体の熱を取ってくれる野菜だとわかって、出して下さっていたのだと思います。
私が剪定作業をしている横で、暑い中、草引きをして下さったり、剪定のゴミを袋に詰めて下さったり、お手伝いして下さったことを思い出します。
とあるお宅では、敷地内に、お嫁さん宅とお姑さん宅があり、お昼休みになると、これお昼に召し上がって下さいと、両方のお宅から、お寿司やおうどんをいただき、お腹が一杯で、昼からの作業がしにくくなるというような事もありました。
こちらのお宅も、常日頃からお婆様が草引きをされていて、いつお伺いしても草が生えている事は無かったです。
またあるお宅では、造園作業と剪定作業を同時に進めていた時期があり、随分と長い期間お伺いしておりました。こちらのお婆様が、「栞さんも、毎日外食ばっかりだと高くつくし、近所の農協で何か買ってきて、うちの台所で何か作って食べたらいいよ。」と言っていただき、私も料理は嫌いではないので、天ぷらを買ってきて、天ぷらうどんを作ってみたりして、お台所を使わせていただいた事もあります。
非常に寂しい事ですが、最近は、ご高齢のお婆様が居られるお宅に行かせていただく事は少なくなってきております。振り返ってみれば、私の人生を支えて下さった方が、好意的なお婆様が多かった事です。この生業を始めた頃からずーっと、ご高齢の方にお世話になった思い出がたくさんあります。
支えて頂いた事を本当にありがたく感謝しながら作業にあたらせていただいている今日この頃です。

技術継承

今日から7月です。早いもので、今年も半分終わりました。
昨年同様、今年も祇園祭の山鉾巡行は行われませんが、技術継承の為「山鉾建て」が34の山鉾の内、18の組み立てが実施されるそうです。
山鉾建てには、技術も必要でしょうけれど、やはり、実際の体験等を通じて人から人へと受け継がれる「技能」も継承してく必要があると思います。技能は、人に内在するため、一度失われてしまうと、容易に復活することができなくなります。
また、技能承継の受け手となる人材を確保することも重要です。これは、山鉾建てに限らず、どんな仕事にも同じことが言えます。弊社のような造園工も、技術や技能の継承は、不可欠ですが、なかなか人材確保が難しいのが現状です。
山鉾巡行は見られませんが、山鉾巡行餅をいただき、京都の夏を感じたいと思います。
気温が高くなってきております。皆様、お身体ご自愛ください。


ユキノシタ

6月も半ばになり、蛍もちらほらと見られるようになりました。
弊社も、お庭の手入れ等作業に日々励んでおります。
現在、弊社の資材置き場で、ユキノシタの花が咲いております。昔、とあるお宅の作業に入らせていただいた折、お昼休憩の為、お庭奥の灯篭の足元で休ませていただいた時、石亀の赤ちゃんがゴソゴソと出てきて、お弁当のご飯をやるとおいしそうに食べていた事、その時、ユキノシタの花が綺麗に咲いていたのを思い出しました。いい思い出です。
今年の春に弊社に入った新人君ですが、最近は、地下足袋をはく時間も随分と早くなり、各種道具の使い方やメンテンナンスの仕方なども覚えてきて、数か月前とは、見違えるように仕事が出来るようになってきました。技術的な事は、まだまだこれからですが、顔つきも、締まってきたように思います。社会人としての自覚も出てきているのかも知れません。
ただいま弊社では、共にお仕事をして下さる方を募集しています。経験者はもちろん、未経験者も大歓迎です。ご興味のある方は、どんどんお問合せ下さい。
気温も高くなってきております。水分補給もしっかりとして、体調管理に努め、乗り越えていきましょう。

歴史

今年は、随分早い梅雨入りとなりましたね。ジメジメした時期の始まりですが、
アジサイの花が色付き始めたのを見ると、少し気持ちが上がります。
JR長岡京駅近くから阪急長岡天神へ向かう道路の開発が進んでいるのを見て、ふと昔の「神足駅」という名前が懐かしいなと思う事がありました。この「神足駅」は、住民が土地を寄付したり、工事費を負担したりして完成した駅だそうです。この駅の設置によって、交通も経済も活発になり、今の長岡京市があります。この辺りには、今でも道路にいくつかの碑があり、歴史を感じさせます。
昔があっての今ですので、昔の方々に感謝し、梅雨だろうが、コロナ禍だろうが、今を楽しく生きたいなと思います。


通学路

ゴールデンウィークも終わり、日中の気温も随分と上がってきました。
先日、中京区のお客様のお庭に敷かれております砂利が、もう採取出来ない貴重な砂利ですので、その砂利の取り扱いについて打ち合わせにお伺い致しました。お客様との打ち合わせ後、久しぶりに三条通り商店街の中を通ってみようと思い、歩き出しましたところ、小学校の登校時間にあたり、登校していく児童に出くわしました。
その児童が登校していく学校は、私が通っておりました京都市立朱雀第一小学校の児童たちでした。私は、平安神宮の北側の岡崎で産まれ、朱雀第一小学校へは、3年生まで通っていました。昔の通学路を通って、学校まで行ってみようと思い、昔住んでおりました自宅前へ行きました。自宅前の風景が非常に懐かしかったです。そこからスタートし、学校まで歩き出しました。通りの表札を見て歩くと、私の幼馴染の名前もあり、色々と思い出しながら歩きました。昔よく遊んだ公園も今見ると、ものすごく小さく見えたり、道路ももっと広かった記憶があるのだけれど、路地のような通りだったり、そんな道を10〜15分程歩いて学校に到着しました。今でもこの界隈には、昔の同級生やよく遊んだ幼馴染も何人か残っております。
お店を営んでおられる方などの所へは、今でも時々お店に寄せてもらったりする事があります。
その後、父の仕事の関係で、山科へ引っ越しした為、音羽小学校へ通いました。音羽小学校の児童数が増えた為、分校として、大塚小学校へ移動し、大塚小学校の第1回目の卒業生になりました。音羽、小山周辺も、懐かしい場所です。またそちらの場所につきましては、山科でお仕事をさせていただいている話と絡めて、いずれまたお話しさせていただきたいと思います。
帰りは、近所にお客様のお宅も何件かありますので、お客様のお庭の様子を外から拝見しながら、三条通り商店街へ入り、幼稚園から小学校にかけて、母によく連れてきてもらったお店などを探しながら歩きました。久しぶりに商店街の中を歩きましたが、今でも、人通りが多かったです。三条通り商店街を東へ抜けて、堀川通まで出て、昔アルバイトで建物の基礎造りを手伝わせていただいた銀行もまだ建っているのを見て、非常になつかしかったです。
この後、烏丸周辺で、もう一つ、仕事の打ち合わせをし、帰路につきました。
皆様、この様な時期で、外出も控えておられると思いますが、必ず終息する日がくると思われますので、今は我慢して、しっかりと予防に努めましょう。

新緑

新緑の色増す頃となりました。
過ごしやすい日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
長岡天満宮のキリシマツツジも今年は早々に開花し、早々に見頃が終了してしまいました。年々、開花が早まっているような気がします。
この仕事に就かせていただいた頃、1月〜4月は、明日は何をしようかと考えないといけない位、暇なこともありましたが、今ではありがたい事に1月〜4月も、途切れることなくお仕事をさせていただいております。でも、やはり、ツツジが咲き終わる頃からが繁忙期で、ゴールデンウイーク明けから、低木の刈込み作業や薬剤散布作業に奔走する日々になりそうです。
緊急事態宣言下ではありますが、しっかりと感染対策を講じて、通常通りの作業をさせていただいております。
皆様、自粛疲れもあるかと思いますが、新緑が鮮やかな身近な街路樹の下を歩いて、気分転換、ストレス解消を!!



早朝

最近は、朝から気温が高い日が多くなってきましたので、よくウォーキングに出掛けております。小一時間くらいで帰ってくる日もあれば、休日などは、早朝から半日くらいかけて歩いている事もあります。
ある朝、橋の上を歩いている時の事でした。歩いている内に日が昇り始め、橋の上からの日の出が、あまりにも綺麗で見入っていますと、横で、ご年配の方が手を合わせ、日の出を拝んでおられました。やはり皆さん、日の出というものはありがたいと感じておられるんだなと思いました。
更に歩き進めますと、あちらこちらで、ご年配の方々が玄関先をお掃除されているのが目に付きました。自分の家の前だけを掃除するのではなく、お隣の領域にもほうきを伸ばし、お掃除しすぎる訳でもなく、全くしない訳でもないという絶妙な加減を拝見し、感心しておりました。
また、お地蔵様にお給仕をされている方も見受けられました。ご年配の方々は、ほんとに朝早くからよく動かれているなと改めて感心致しました。
この後もこの方達は、またおうちに入られてからも中のお掃除などをされるのではないかと思います。本当にご苦労様でございます。
頭が下がる思いで、帰途につきました。

新人

4月に入りました。冬の寒さを超えて一斉に花が咲き誇り、新緑も芽吹く春の様子は、まさに「春爛漫」です。植物の息吹や生命の輝きが感じられる春です。
新年度になり、新しい場所での生活をスタートさせる方が多くおられると思います。
弊社にも新しい仲間が1人増えました。まだまだ未熟ですが、社員同士でコミュニケーションを図りながら教育を行い、一人前に育ってくれる事を願っています。
これからもご贔屓頂けるよう、今以上の努力を重ねる所存です。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。


花の便りが気になる時期になりました。
例年、京都の桜の開花は3月末頃〜4月上旬です。“早咲き桜”として、 3月初旬から河津桜が各地で咲き始め、ちょうど今頃の中旬には、寒緋桜が咲き始めます。
京都には、たくさんの桜の名所があり、品種や開花時期も様々ですので、この時期にはここ、次はここ。というように自分自身のお花見スポットを見つけておくと楽しいかも知れません。
4月からは弊社にも新入社員が入社します。この業界は、どこも人手不足で、特に若手の人手が不足しています。新人育成にはある程度の時間と経費が必要となりますが、長い目で「一人前」の職人に育て上げていく事が、この業界を盛り上げ、衰退していかないようにする事にもつながっていきますので、人材の育成にはしっかりと取り組んでいく所存でございます。


桜は花に顕る

草木萌え動く3月になりました。
まさに「桜は花に顕る」と言うことわざの通り、長年仕事を共にしている者が、ある作業の折にふと気付けば才能を発揮している事があります。最近は、この「ふと気付けば」という事が多々あります。ちょっとしたきっかけや思い付きは、大切だなと感じます。
弊社の最近の作業は、施肥作業も一段落し、各所の樹木の状態チェックを進めている状況です。竹垣の補修や枯れた樹木の植替え、支柱の刷新作業、その他、高木の高所の枯枝撤去などを進めております。
1年を通して樹木に係る作業をさせて頂いておりますので、1日、2日で樹木の状態が変化していく様子が、手に取るようにわかります。「今年は昨年よりも暖かい春だったな。」「寒い春だったな。」というような事が身近に感じられますので、この仕事に携わっていて良かったなと感じます。
これから一層寒暖の差が激しくなり、春に向かうと思われます。皆様、風邪などお召しになりませんように、体調管理をしてお過ごしください。
春めいてきましたらヨモギも美味しくなってきます。ヨモギの大福もちが食べたくなってきました。皆様も春先の好物は何かありますか?


デトックス

2月は、立春、雨水(うすい)の2つの節気があり、厳しい寒さが続きますが、春の兆しがみられる時期でもあります。
2月の旬野菜に「明日葉」があります。「明日葉」と漢字で表記されますが、これは、葉を収穫しても明日になるとまた若葉が出るといわれるほど生育がよいことが由来とされます。明日葉は、さわやかな香りと特有のほろ苦さを持つ野草です。実はこの苦味には、体にうれしい作用があります。冬の寒さを乗り切るため、栄養を蓄えるのと一緒にカラダの中に溜まったまま、寒さや運動不足などで代謝が落ちて排出できずにいた老廃物を排出してくれます。免疫力を高める作用もあるので、花粉症の備えにもいいかも知れません。
体調を整え、1日1日を大切に、健やかな毎日を送りましょう。


二月逃げる

如月に入りました。
2月はとりわけ寒さの厳しい時期ですが、そんな中、河津桜をはじめとした早咲きの桜の開花や春の到来を告げる梅の開花の知らせは、季節がやわらいでいくのを感じることができ、心も温まります。
そして、2月といえば1年でもっとも日数が少ない月である上、祝日や節分などの行事も多数ある為、「あっという間に過ぎ去る」感があります。
こんな時だからこそ、1日1日を大切に過ごしていきたいものですね。
弊社では、今の時期、樹木への施肥作業に追われております。庭木などの樹木が休眠している冬に行う地味な作業ですが、この作業が庭木の1年間の成長や花付きに大きく影響する大事な作業となりますので、注意して作業に取り組んでおります。
皆様も、少し寒さが緩んだ日に外へ出て、小さな春を探してみてください。


小正月

今日1月15日は、「小正月」です。
小正月には、正月飾りを燃やす「どんど焼き」など催され、小豆粥をいただく習わしがあります。小豆の赤には神秘な力があり、小豆粥は万病を除く、と平安時代から言い伝えられているそうです。
また1月15日は、「いい(1)いち(1)ご(5)」という語呂合わせで、いちごの日にもなっているそうです。1月中旬はいちごの収穫・出荷が本格化する旬の頃にあたり、スーパーなどの店頭に鮮やかな赤色のいちごが並んでいます。
小豆といちごの赤で、パワーチャージです。
京都府にも緊急事態宣言が発出されました。皆様、ご自愛ください。


お参り

明けましておめでとうございます。
例年は、元旦に初詣に行かせていただきますが、今年は、三が日を避けて、地元の氏神様にお参りさせていただき、今年も一年健康に過ごせますよう、お祈りいたしました。
生活様式が様々変化していきますが、柔軟に対応し、地に足を着けて着実に前進していこうと思っております。
皆様方もこの様な状況ですので、お気を付けてお過ごし下さい。

年頭のご挨拶

明けまして おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は新型コロナウィルスの流行により、生活様式や仕事の仕方に変化を強いられましたが、弊社もお客様のご協力やご理解により、無事に新しい年を迎える事が出来ました。
「お客様に喜んで頂く」という基本理念を再認識し、地に足を着け、一歩一歩着実に物事を進めることを大切にしていこうと思います。
この新しい年が、皆様にとってより佳き年になるよう心より祈念致します。

腹八分目が良い

早いもので、今年も残り少なくなりました。歳を重ねるたびに月日の流れも速さを増しているなと感じています。
いろいろ使える冬の重宝野菜の白菜や海のミルクと言われる栄養豊富なカキが美味しい時期になりました。
昨年ほど、回数は多くありませんが、少人数での忘年会を何回か行っております。業界の方や知り合い同士での短時間での忘年会ですが、そう空腹でもないのに、目の前に食べ物が並ぶと、どうしても必要以上に食べてしまい、次の日に体調を崩す事もありました。そんな折、ある本を読んでいて目にし、それからずっと頭から離れない言葉があります。
「金を稼ぐために健康を害し、今度は病を治すために稼いだ金を使う。将来の心配ばかりをして、現在を楽しむことをしない。その結果、人々は、現在にも未来にも生きていない。あたかも人生が永遠に続くかのように生きているが、真の意味での人生を全うすることなく死んでゆく。」
ダライ・ラマ 14世のこの言葉が、心に突き刺さり、自分自身も肝に銘じて、精進して行かねばと思いました。

小雪

二十四節気では小雪(しょうせつ)のころです。
木枯らしが木々の葉を落とし、橘の実が黄色くなってくる季節です。
弊社は竹林に囲まれたところに位置します。周りの竹林では、敷き藁を行なった上に土をかぶせる作業をし、春に向けての準備をされています。
竹林に囲まれておりますので、夏場蚊が多いと思われがちですが、そうでもなく、また、竹林が台風の強風からも守ってくれますので、被害も少ないです。
12月に入り、各作業も慌ただしくなって参ります。作業をお待ちいただいておりますお客様には、大変ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。順番に回らせていただいておりますので、もうしばらくお待ちいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

地始めて凍る

立冬の次候にあたり「地始凍(ちはじめてこおる)」という時期になりました。季節は、だんだんと冬に近づいてきています。

先日、左京区一乗寺方面でお仕事をさせていただきました折、お昼に曼殊院道沿いにありますトンカツ専門店「とん吉」さんでとん吉定食をいただきました。随分昔から通わせていただいているお店で、ソースが独特で最後まで美味しく食べられます。お店は、相変わらずの盛況ぶりでした。

私の好きな野菜のひとつに、旬を迎えるホウレンソウがあります。ビタミンA・B・Cのほか 鉄分などのミネラルを含み栄養価の高い野菜です。縮みホウレンソウやサラダホウレンソウ、赤軸ホウレンソウなど、近頃種類も多くなってきました。今ではハウス栽培等で、通年スーパーにも並んでおりますが、やはり、旬の時期のホウレンソウは、栄養価もアップします。お肌の乾燥対策にもいいそうですので、マスクで疲れたお肌のケアにも良さそうです。

日に日に冷え込んで参ります。栄養をしっかり取って、元気にお過ごしください。

亥の子餅

霜降に入り、11月となりました。
ムラサキシキブの実が綺麗に色付いています。シロシキブと対で植えておられるお宅もあり、秋の庭を彩っています。
この時期、亥の子餅(いのこもち)を召し上がるご家庭もあるかと思いますが、京都には何の日に何を食べるという風習が、まだまだ残っております。6月30日の水無月、7月の土用の入りにはあんころなどがあります。亥の子餅は夜の9時〜11時までの亥の刻の時に食すと良いとされています。京都の風習は奥深いものがあるなと歳を重ねるごとに思うようになりました。
弊社、これから年末まで、フル回転での作業となります。お待ちいただいているお客様がたくさんおられます。順番に回らせていただいておりますので、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
また、これから朝晩冷え込んで参ります。足元を冷やさないよう、暖かくしてお過ごしください。





寒露に入り、10月も半ばになりました。どこからともなく、キンモクセイの香りも漂って参りました。
日が暮れるのが随分と早くなり、作業後の後片付けなども気ぜわしくなってきた今日この頃です。
朝晩の気温も下がって来ておりますので、休日のウォーキングの距離も順調に伸びています。
少し前には、JR山科駅から長岡京市までどれくらいかかるか、歩いた事もありますが、さすがに足の裏が痛くなりました。
ぼちぼちと菊の花が咲きだす時期です。菊は奈良時代に中国から、観賞用ではなく薬草として伝わり、解毒・消炎・鎮静効果のある生薬として使われてきました。その役割からいつしか不老長寿のシンボルとなりました。
これから玄関先などに菊の鉢が置かれているのを目にする機会が増えて参ります。菊は個人的に好きな花ですので、それらを観賞させていただくのを楽しみにしております。
また、紅葉も徐々に始まります。紅葉といいますと、私は「ナナカマド」が好きです。初夏には枝先に房状の白い小さな花を咲かせ、秋には、真っ赤な実がなります。非常に綺麗な紅葉で、それを目にするとほっこりします。
これから朝晩冷え込んで参りますので、皆さま風邪などお召しになりませんよう、用心してください。

秋の七草の筆頭、ハギの花。草冠に秋と書いて「萩」。字を見るだけで秋の花のイメージが沸きます。
『萩の盛りに良き酒なし』などと昔から言われます。萩の花咲く頃には、前年の日本酒も味が落ち、また新酒が出るにもまだ時間がある。と、なんともお酒好きの方には、悩ましい時期であります。
この時期になりますと、子供の頃、母が炊いてくれた「萩ご飯」を思い出します。小豆を萩に見立てて炊いた炊き込みご飯です。松茸ご飯や栗ご飯のようなインパクトはありませんが、秋らしいご飯です。
新米が出回るこの時期、皆様も秋の旬の食材をふんだんに使った、色々な炊き込みご飯に挑戦してみてください。

ハイキング

「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」9月もいよいよ半ばとなり、朝晩ぐっと涼しくなってきました。昼間の気温も落ち着いてきましたので、久しぶりに天王山へハイキングに出かけました。自然の中を歩いていくと、日々の多用も忘れ、気持ちも安らぎ、気持ちよかったです。
歩きながら、昔のことを色々と思い出しました。小学4、5年の頃だったと思いますが、山科の音羽地区に住んでおりました時に、近所の友達数人と、天ヶ瀬ダムまで自転車で行こうという事になり、真夏のカンカン照りの中、自転車を走らせたことを思い出しました。
私の記憶では、天ヶ瀬ダムまでたどり着けたと思うのですが、当時は、おそらく相当疲れ果てていて、記憶は曖昧です。しばし、昔の記憶がよみがえり、良いハイキングになりました。天王山からは、小倉神社近辺から西山の裾野を歩き、帰路につきました。
これからもっと動きやすい気温になってきますので、色々な所にウォーキングやハイキングに出掛けようと思っています。

日中は、真夏と同じように暑い日が多いですが、弊社にも新メンバーが加わり、日々業務に励んでおります。
「秋の日はつるべ落とし」ということわざがあるように、日が落ちるのが随分と早くなってきました。
過ぎゆく夏を偲ぶよりも、秋の到来を歓迎するムードの方が強いのは、何故でしょうか。
「芸術の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」などの慣用句に表される事も多い「秋」は、日本人にとって何かを始めたくなる季節だからでしょうか。
時々台風の襲来はあるものの、暑さがおさまり、すがすがしい気候は、色々と始める気力がわいてきます。このコロナ渦で何が出来るか、模索中です。

風物詩

「暑いですね。」が挨拶代わりの毎日です。
7月は雨続きで、樹木の水切れの心配はありませんでしたが、ここのところは猛暑続きで、日々、樹木への潅水作業に追われております。
日本には、古来より季節ごとの風物詩というものがあります。日本人独特の感性から生まれたものだと思われますが、季節ごとの風物詩には、「風流」や「風情」というなかなか言葉でうまく言い表せないけれど、なぜか懐かしく、癒されるものが多くあります。
今年は、花火大会や夏祭りなど、夏の風物詩を楽しめないのは、寂しいものです。
皆様それぞれ、この「特別な夏」をあれこれ工夫を凝らして、乗り切りましょう。

蝉時雨

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
葉月に入り、モワモワとした熱気が体に纏わり付くような、1年で最も蒸し暑い時期となりました。少し前から、朝はセミの鳴き声で目覚める事が多くなりました。
私は、この蒸し暑さに負けないよう、土用の丑の日前後に、トータルで4人前のうな重を食し、元気をつけました。最近は、その反動か、そうめん、冷やし茶漬けなど、あっさりした物ばかり食しております。
弊社の最近の作業ですが、主に剪定作業(透かし剪定)に追われております。今年は梅雨の期間が長かったですので、作業も思うようにはかどらず、また、お盆前という事で、多用になっておりますが、社員一同、一致団結して、日々頑張っております。順番に回らせて頂いておりますので、お待ちいただいているお客様も、今しばらくお時間を頂戴したいと存じます。
今の時期、体力も落ちやすいですので、皆様、水分や塩分を補給し、健やかにお過ごしください。

役行者山

7月も半ばになりました。
今年は祇園祭の鉾立てがないとの事です。
いつもこの時期になりますと、役行者山(えんのぎょうじゃやま)の町内へお仕事で行かせていただくと、そこのお宅の方も、鉾立ての作業をお手伝いされていました。個人的には、どの山が好みという事はないのですが、日本の三大祭りの一つが例年通り行われないのは、非常に残念です。
役行者山にお供えされ、宵山の1日だけ供される無病息災のお菓子「行者餅」を毎年いただきます。今年もお菓子は、製造元のみで販売されるという事ですので、お伺いして購入させていただく予定です。
それにしましても、今年はよく雨が降ります。各地で被害をもたらすほどの雨量で、まだこの先も降り続く様子です。天気予報がなかったころ季節を判断する一つの方法として、タチアオイの花が一番先まで咲き終わったら梅雨が明けると言われていました。
梅雨が明けて、酷暑が続くのも辛いですが、ここまで毎日雨だと、お日様が恋しくもなります。
梅雨明けはまだ先のようですが、皆様、お身体ご自愛ください。


百合

7月になりました。各地で山開き海開きとなります。
先日、お庭の維持管理をさせて頂いておりますお宅のお客様からご相談を受けました。
庭に何かが足りないような気がする。それが庭木なのか庭石なのか自分では分からないので、その物足りなさを埋める物が何なのか、季節ごとに庭を見に来て欲しいという事でした。2〜3か月に1度、お宅にお伺いし、庭を1時間程度眺めさせていただく事に致しました。気長に観察し、良い答えが出せればと思っております。
こちらのお宅、お庭以外の場所で、家庭菜園をされています。先日お伺いした折に、ユリが綺麗に咲いているのを見ました。やはりユリは香りも良く、美しい見ごたえがある花だなとつくづく思いました。
今の時期は高温で湿気が多く、作業をしておりましても、汗でベタベタしてつらいですが、家に帰り、さっぱりしてビールを飲むのを楽しみに日々励んでおります。
最近の晩酌のお供は、長岡京市特産のプチトマトと塩漬けのオリーブの中にアンチョビペーストが入れてあるものとオクラ、この3種類をローテーションしております。
オクラは、カレーに入れたりバター炒めにしたりと幅広く使える野菜です。これからが最盛期になりますので、まだしばらくの間は楽しめそうです。
今年は、コロナ渦で、いつもと同じように海や山で行動するのは難しいかと思われますが、早朝など、人が少なそうな時間帯に、ウォーキングをするようにしています。
皆様も水分をしっかり取って、この鬱陶しい時期を乗り切っていきましょう。

梅雨

腐草為蛍 [くされたるくさほたるとなる]

蛍が舞うのは夏のほんのわずかな時期です。この辺りでは、小泉川で、蛍が舞う姿を見ることが出来ます。暗闇に舞う儚い光は幻想的で美しいです。

梅雨入りと同じくして、梅の実が薄黄色に色づく頃でもあります。梅雨という言葉は、梅の実が熟す頃の雨という意味です。カビが生えやすい季節なので、「黴雨(ばいう)」と書くこともあったそうです。

この時期、梅干や梅酒、ウメシロップを作られるご家庭も多いかと思います。漬けるのを

楽しんで、 眺めて楽しんで、まだかまだかと我慢を楽しんで、今年はどんな感じに仕上がりますでしょうか。 

梅雨入りし、鬱陶しい日が続くようです。皆様、ご自愛ください。

  

ベニバナ

6月に入りました。最近、休みの日は、ウォーキングの距離を伸ばし、出かけております。
朝、ジャージに着替え、ミネラルウォーターかお茶を用意し、イヤフォンでラジオを聞きながら出発します。
このような状況下で、人の通りも少ない為か、竹林や山手の方を歩くと、鳥のさえずりが良く聞こえてきます。
小泉川の川岸を歩きながら西山や天王山の山々を眺めるのが好きで、今の時期は、緑も映えて暑くもなく、寒くもなくちょうど良い気温で、歩いていてもとても気持ちが良いものです。
しばらくしますと、梅雨に入り、蒸し蒸しとして、汗も良く出るようになりますので、ウォーキングには、今がちょうど良い時期です。
歩いておりますと、そこかしこに、バラの花もたくさん咲いており、とても良い香りと共に、目を楽しませてくれています。また、ベニバナも咲き始めております。ベニバナの花言葉は「化粧」で、夏の季語になります。
「桃栗三年柿八年、枇杷は早くて十三年」と言われております。その年数を経て、近隣にあるビワの木に実がなり始めております。枇杷は、上品な甘さがあり、美味しいものです。
枇杷の葉を乾燥させて煎じた「枇杷茶」は、健康茶として愛飲されています。
これから衣替えの時期にもなって参ります。仕事柄、長袖を着ることが多く、あまり半袖は着ません。気温が高くなって参りますと、体調を整えるのが難しくなりますが、しっかりと体調管理をしていきましょう。


弊社の最近の作業は、春の植栽作業が一段落し、維持管理業務が主になってきております。
維持管理作業をさせていただいております各施設にも、春の花がたくさん開花しております。少し前になりますが、シバザクラが一面に咲き、とても綺麗でした。しかし残念な事に、今年は新型肺炎の流行により自粛が続いておりますので、毎年このシバザクラを楽しみにして下さっている方々にも、見て楽しんでいただく事が出来ませんでした。
管理をさせていただいている私達も残念な気持ちはございますが、花は、誰かに見て頂く、見て頂かないに関わらず、毎年、綺麗な花を咲かせてくれます。自粛生活が明けた時には、また皆様に花を楽しんでいただけるよう、日々維持管理に努めて参ります。
この時期、私が手土産などでよく利用しますのが「唐板(からいた)」というお菓子があります。水、砂糖、小麦粉、卵を混ぜて薄くのばし、短冊状に切って手焼きされており、一枚一枚、模様が違い、大変趣があるものです。
そろそろ巣作りを始めているつばめを目にしました。つばめも遠目で見ると、真っ黒に見えますが、近くで見ると、メタリック系の青黒い色をしております。花、葉、虫、鳥、その他自然界の色彩は、中々言葉で表現できないようなものが多いですね。
皆様もどうかお身体をご自愛されますようお願い致します。


ヘラ師

最近、気温は高くなって参りましたが、まだまだ朝晩が寒かったりします。
散歩をしておりますと、ハナミズキが咲き誇っており、目を楽しませてくれます。
弊社の最近の作業は、春の植栽作業を主に進めさせていただいております。
自分たちの生業ではあるのですが、小さな庭木1本でも植えますと、京都の町中に緑が少しでも増えたかと思われ、楽しく作業させていただいております。
春先になりますと、私が小学校低学年くらいに父に連れて行ってもらった釣りの事をよく思い出します。父は、ヘラブナ釣りが好きで、俗に言うヘラ師と言われるくらい、没頭しておりました。趣味の域を超えて、自分で浮きを作ったり、竿を作ったりもしておりましたので、父の部屋は、漆の匂いがしておりました。ヘラブナのエサも自分で作ったりしている父の姿を見ておりましたので、自分もいずれはヘラブナ釣りをするのかなと思いきや、全くする事は無かったです。大覚寺近くにあった釣り堀に、二人でよく行きましたが、そこへ、近所の食堂から出前を取って食べるのが一番の楽しみでした。父は、玉子丼をよく注文してくれましたが、今この歳になると、牛丼や天丼ばかりで、玉子丼はあまり食べなくなりました。
5月5日は、端午の節句です。鯉のぼりも昔ほど大きなものは見かけなくなりましたが、あちらこちらで気持ちよさそうに泳いでいるのを目にします。私は、甘いものはあまり好んで食べないのですが、何故か、柏餅とちまき、それともう時期は過ぎましたが、桜餅だけはいただきます。これも5月の楽しみです。
昨今、生活面でも色々と支障をきたす状態ではございますが、いつか収束するものと信じ、日々を送っていきたいと思います。
皆様もどうかお身体をご自愛されますようお願い致します。


牡丹

この騒動は、一体いつになったら収束を迎えることが出来るのか。先が読めず、社会全体が殺伐とした雰囲気になっておりますが、お部屋に花一輪、食卓に旬のものが一品あるだけでも、随分と優しい気持ちになれたり、元気が出たりするものです。
今開花を迎えているのは、牡丹です。観賞用の花として高い評価を持つ牡丹ですが、元々中国では根皮を漢方薬として利用されていました。日本でも奈良時代に空海が持ち帰った当初は薬用植物として扱われていたのですが、あまりの花の美しさに観賞用として栽培されるようになったそうです。現代では品種改良により、たくさんの種類の牡丹が栽培されています。
弊社近くにございます「乙訓寺」は牡丹の寺として人気を集め、毎年見頃には「乙訓寺牡丹まつり」が開催され、大勢の観光客で賑わうのですが、今年は残念ながら開催中止となりました。ご住職方々が精魂込めて育ててくださっていますので、来年もきっと綺麗な花を咲かせてくれると思います。その時を楽しみに待ちたいと思います。


春雷

『雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)』
「春雷」(しゅんらい)が鳴り響く頃となりました。
冬場、雪を降らせる冷たい空気に覆われていた空が、この時期、湿気を含む雨空に変わり、大気が不安定になり、雷が鳴り出したり、ヒョウや雪を降らせる年もあります。
恵の雨である一方、ヒョウなどが降ると、農作物が傷ついてしまうので、農家の方にとっては、非常に脅威になる場合もあるようです。
また「春雷」は、雷鳴に驚き冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」という呼び名もあります。
巷には、モクレンの花が咲き、ウドや真鯛が旬を迎えます。今の時期の旬の食材は、冬の間ゆっくり過ごした私たちの胃腸の働きをやさしく目覚めさせてくれる役割があります。
旬の食材は、栄養価が高くて美味しいということだけではなく、日本の美しい四季を感じさせてくれます。せっかく、四季のある日本という国に生まれてきたのですから、四季を、旬を思う存分楽しみましょう。



カタバミ

「菜虫化蝶(なむしちょうとかす)」青虫が羽化して蝶になる時期を迎えました。
暖かくなって参りますと、道端に「カタバミ」がひっそりと小さな黄色い花を咲かせ始めます。春の暖かい時期から、寒くなるまでの冬頃まで開花します。
「カタバミ」は、今では、雑草扱いですが、どんな環境にも負けず、どんどん自生していく姿が、戦国時代の武士達には、とても愛されたそうで、家紋にも用いられています。
基本的に都会の街中は、生き物にとっては生きづらい環境なのですが、そんな厳しい環境でも「ヤマトシジミ」は都会でたくさん見ることができます。それは、「ヤマトシジミ」の幼虫が「カタバミ」の葉を食べて育つからです。「カタバミ」が都会などの過酷な環境で繁栄することによって、それを食べる「ヤマトシジミ」も都会で生きていけます。
また、これから「青柳」が旬を迎え、美味しくなって参ります。春は、貝類が美味しい時期で、毎年楽しみにしております。
今年は、サクラの開花も例年より早そうですが、皆が安心してお花見をしたり通常の生活を送れる日が早く戻ってくることを願い、旬のものを美味しくいただき、ウィルスに負けない身体づくりをしないといけないなと感じております。

鹿

「草木萌動」(そうもく もえ うごく)
徐々にではありますが、暖かい光の下、草木の芽が出てくる頃になりました。
巷では、コロナウィルス感染症が流行し、学校も一斉に休校となる等、深刻な状態となっておりますが、日ごとに春を感じられるようになって参りました。
このところ、2日に1回は、菜花を食しております。ほとんどお浸しで頂いておりますが、全く飽きません。元々青物が好きな事もあり、この時期の楽しみです。
今の時期の弊社の主な作業は、緑地年間維持管理作業の中の施肥作業や、土壌を改良し土を入れ替える等の下仕事的なものが主になっております。樹木を健全に育てるうえで、根を張る土壌が重要になって参りますので、この下仕事は、大切な作業です。
先日、冬前にグランドの芝生に新しい種を播き、生育を見守らせていただいておりました所にお伺い致しました。早朝でしたので、モヤがかかり、ぼんやりとグランドの中央付近に足跡のような物が見えました。そのまま辺りを見回すと、鹿が、芝生の新芽を食べておりました。鹿も私に気付き、足早に山の方へ逃げて行きましたが、とても幻想的な雰囲気で、感動致しました。
気温が上がって参りますと芝生の生育も旺盛になります。良いグランドになるよう、管理に努めていきたいと思います。
春の陽気に誘われて、お出かけしたい気持ちにもなりますが、コロナウィルス感染症に注意してお過ごし下さい。

研修旅行

京都府造園協同組合乙訓支部の研修旅行で、広島を訪れました。
JR広島駅近くの大和ミュージアムから旅のスタートとなり、10分の1の戦艦「大和」の模型の迫力に圧倒されました。これまでに約1400万人の方が来館されているそうです。戦艦「大和」を造った海軍工廠の技術は、戦後の日本の基幹産業に受け継がれている事なども教えていただきました。
その後、宮島へ渡り、厳島神社へお参りさせていただき、見学させていただきました。有名な大鳥居は、現在改修工事中で、白い建屋に覆われており、見ることは出来ませんでしたが、流石に歴史のある神社という事でたくさんの方々がお参りに来られていました。
また、独特の建造スタイルですので、潮の満ち引きによって、随分と雰囲気が変わり、お参りしている間にも、海水がみるみる板場付近まで上昇してきたりと変化があり、驚きました。
宮島で一泊し、フェリーを原爆ドームに横付けしていただき、原爆ドームを視察させていただきました。こちらにもたくさんの方が来られていて、その数の多さに驚きました。
宮島ではカキも美味しくいただき、乙訓支部の皆様と楽しく旅をさせていただき、京都へ戻って参りました。
広島では、ウメも咲いており、メジロやウグイスも見受けられました。少しずつではありますが、確実に春に向かっていっている事を肌で感じました。
最近、2年に1回のペースで、乙訓支部の研修旅行をしておりますが、毎回、とても楽しく、親交を深める、良い旅をさせていただいております。
参加メンバーも年数を重ねるごとに、世代交代もし、若返ってきております。こうして、皆さんと貴重な時間を共有出来て、良い旅となりました。
今後とも乙訓支部の活動を活発にし、皆さんと一致団結し、地域の緑を守っていこうと思います。




暖冬

今年は、弊社周辺では、雪を見ること無く、2月を迎えました。
雪が降る寒い中での作業は、厳しいものがありますので、暖かいのは有難いのですが、
全く雪が降らないのは、少し寂しいです。
この暖かさで、九州の方では、梅が開花し始めているそうです。弊社が管理させていただいている物件のパンジーも寒さに凍えることなく、元気に花を咲かせております。
また一方で、感染症が流行っていたりと、何だか自然界に異変が起こっているようです。
皆様、体調を崩されませんようお気を付け下さい。

小正月

お正月も過ぎ、早や1月も15日、小正月となりました。
私個人的には、お正月気分も抜け、体重も平常時位に戻って参りました。
昔、母が、15日に小豆粥を作ってくれていた記憶があります。子供の頃は、別段美味しいと思っておりませんでしたが、邪気を払い、1年の健康を願い、食べさせてくれていたんだと思います。
弊社近くの神社に、月に何度かお参りさせていただいておりますが、先日寄せていただきましたところ、竹で作られた「子」が飾られておりました。毎年、こちらの神社の世話方が、竹を使って干支のオブジェを制作されます。小さいものですが、非常に可愛らしく、お参りされる方をお出迎えしておられます。
今の時期、庭木の花が減り、寂しくなりがちですが、庭に彩を添えてくれる貴重な花木「ロウバイ」が咲いております。
少々うつむき加減ではありますが、枝先に淡い黄色い花を展開し、目を楽しませてくれます。
「ロウバイ」は冬の季語でもあり、その花言葉は、「奥ゆかしさ」です。この花の、全体を良くとらえた言葉だと思います。
寒暖の差が激しいですので、皆様、体調を崩されませんようお過ごし下さい。

謹賀新年

新年、明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

昨年は格別なご高配を賜り、誠にありがとうございました。
本年も社員一同、更なるサービスの向上に努めて参りますので、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。

ご挨拶

冬至に入り、このブログを更新している朝の冷え込みは、そう厳しいものではありませんが、これから年末年始にかけて厳しい寒さになるという予報が出ています。
弊社の年末年始の営業は、下記の通りです。
昔は、31日まで作業をさせて頂いておりましたが、近年30日で仕事が終われるよう調整させて頂いております。
この時期、お庭のお手入れに入らせて頂きますと、つくばいの周りに「センリョウ」や「マンリョウ」が、赤や黄色の実を付けております。
センリョウは、葉の上に実が成り、その実は、赤実と黄実がございます。両方を植えておられるお宅もございます。
お正月飾りにも使われ、センリョウは切り花、葉の下に実が成るマンリョウは、鉢植え等で利用される事が多い縁起物です。
皆様方におかれましては、クリスマスを過ぎると、一気に慌ただしくなり、年末年始のお買い物等で、ご多用かと思います。
今年一年、栞造園をお引き立ていただきました皆様に感謝致し、今後も、皆様に喜んでいただけるお仕事を提供し続けられるよう、社員一同精進して参りますので、御指導、御鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
皆様が良いお年をお迎えいただけますよう、心よりお祈り致します。
新年は、1月6日 〜 通常営業致します。来年もお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。

      栞造園事務所   2019年12月27日まで営業 
      栞造園現場作業  2019年12月30日まで営業


サザンカ

「熊蟄穴(くまあなにこもる)」熊が穴に籠って冬眠を始める時期となりました。メスはこの間に子どもを産み、春には一緒に穴から出てきます。
一段と風も冷たくなって弊社もお正月に向け、多用な師走を送っております。
各地で剪定作業を実施させていただいておりますが、サザンカの花も綺麗に咲き始め、庭に彩りを添えてくれています。サザンカの花言葉は「ひたむきさ」「謙虚さ」です。ツバキとの違いは、花弁が一つずつ落ちる点で、落ちた花弁は、じゅうたんのようで、非常に趣があります。
このところ、昼食に頂くメニューが、同じ物の繰り返しのような気がします。カキフライ、きつねうどん、鍋焼き、きつね丼ぶり、この4つの日替わりです。好物なので飽きませんが、あまり炭水化物を取り過ぎないように注意が必要です。
13日は、「正月事始め」の日で、お正月を迎える準備を始める最初の日です。いよいよ年末までのカウントダウンが始まりました。弊社社員一同、皆様方に気持ち良くお正月を迎えて頂けますよう、精力的に作業を進めさせていただきます。

「橘始黄(たちばなはじめてきなり)」
橘の実が黄色く色づく頃となりました。橘は冬でも青々とした葉の常緑樹です。
古くは、古事記や日本書紀にも記載されており、「不老不死」の実、「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」と言われているのが橘です。
「橘は実さへ花さへその葉さへ
枝に霜降れどいや常葉の木」
と聖武天皇も詠まれております。
また、セロリやカマスが美味しい時期です。「カマスの焼き食い一升めし」という言葉があり、カマスの塩焼きが一匹あれば、ご飯が一升でも食べられると言うほど、カマスの塩焼きは美味しいものとされています。産卵前後の時期は、いつでも美味しくいただけますが、やはり秋から冬が、脂も乗り、刺身や酢〆でも美味しくいただけます。
木枯らしも吹き、気温もグッと下がって参ります。体調を崩されませんよう、お過ごし下さいませ。


茶ノ木

「地始凍 (ちはじめてこおる)」
七十二候が立冬の次候に変わり、寒さで大地が凍り始める頃となりました。
日ごとに寒さが増してきます。
今から旬の毛ガニの鍋を囲み、ほっこり温まるのもいいですね。
通勤で通る、竹林の小路脇に、今年も茶ノ木がたくさんの花を付けています。

冬支度

立冬に入りました。
弊社事務所近隣の竹林も、ワラを敷き詰め土を入れる作業の口火が切られました。
このワラ敷きと土入れの作業が重要で、これらを長年続ける事で、やわらかな、ふかふかとした土壌となり、良質のタケノコが生産されています。
生産者さんの長年の努力があってこそです。

紅葉

「楓蔦黄(もみじつたきなり)」、紅葉(もみじ)や蔦(つた)が色づく頃になりました。この時期に、「銀杏餅」という和菓子をいただきます。イチョウの紅葉をイメージして作られており、塩味が効いた銀杏がトッピングされており、美味しい和菓子です。
つい先日まで、日中も暑く、動くと薄っすらと汗をかく位でしたが、朝夕グッと冷え込み、
久しぶりに昼食に鍋焼きうどんを食べました。体が温もり、非常に美味しかったです。
また、これからの時期、仕事仲間と鍋を囲む事が増えたり、サツマイモや山芋、カワハギなども美味しくなって参りますので、楽しみが沢山あります。
作業でお伺いしている庭のあちらこちらで、ツワブキの蕾も膨らんできております。
花言葉は「困難に負けない」です。葉の形が変形しているものや、斑入りのもの等、多くの種類がございます。昔から、根じめにしたり、好んで使用する下草です。
これから気温も下がり、紅葉が進んで参りますが、京都にはたくさんの紅葉名所がありますので、観光客が増える時期になります。道路も混雑し、ヤキモキする事もあるかも知れません。また、風邪をひきやすい時期でもありますので、皆様体調管理等ご注意下さい。

10/14〜10/18は、第五十候「菊花開 (きくのはなひらく)」となり、菊の花が咲き始める頃です。旧暦の9月9日は「重陽の節供」別名「菊の節句」とも言われ、今の10月中頃にあたります。ちょうど菊の花の盛りになるこの頃、「菊花の宴」を催し、花を観賞しながら「菊酒」を飲んだり、湯船に菊を浮かべた「菊湯」に入り、「菊枕」で眠る、といった菊の香りで邪気を祓い長寿と無病息災を願う風習がありました。
菊はもともと日本にあったものではなく、奈良時代に中国から薬用として渡来した植物です。以来、日本人に愛されて今では薬用、食用、観賞用など様々な種類の菊が栽培されています。皇室の御印になっていることからも、菊が大切にされてきたことがうかがえます。
また、野山では、野菊も見頃です。野山に自生する菊を総称して栽培種の「菊」に対して「野菊」と呼びます。野菊と一口で言っても多くの種類があります。初秋から咲き始めるヨメナやシオン、晩秋を飾るアワコガネギクやヒメジョオン、大型のキクイモ等もあります。清楚で可憐な美しさを持つ野菊は、秋の澄んだ空気の中でつつましく元気に咲いています。
秋晴れの季節。秋の野山で心和ませてくれる野菊達も、是非お楽しみください。

祇園守り

10月に入りました。「蟄虫戸を坯す(すごもりのむしとをとざす)」活発に活動していた虫たちも、冬に備えて、土の中に巣ごもりの支度を始める時期です。この頃から、少しづつ日が短くなっていきます。我々の仕事も夕方早く日が暮れてきますと、道具を置き忘れてきたり、無くしたりしてしまいます。帰り支度をする時に、道具などの置き忘れが無いかいつもより更によく確認しないといけない時期になりました。
弊社の敷地に、造園の為に使う植物を待機させている場所があります。時期がずれているのですが、そこに、「シロギオンマモリ」が、咲き始めました。夏の気温が高すぎたのか、今が満開です。個人的に好きな花で、お庭を造らせていただく折にも、よく植えさせていただいております。非常に質素な花ですが、好きな花の一つです。
これからキンモクセイの花がそこここで咲き出す頃で、つい先日、どこからかキンモクセイの香りがしました。キンモクセイの香りがし始めたら、山ではマツタケが出始めると、昔教えてもらった事があります。国産のマツタケは、お値段も良いですので、そうそういただく事は無くなりましたが、子供の頃には、すき焼きにマツタケがたくさん入っていた事を思い出します。すき焼きに入っているマツタケの香りが強すぎて、子供の頃は好きではなかったですが、今なら大歓迎です。先日、宴席でマツタケと鱧の天ぷらをいただきました。外国産のマツタケだと思いますが、それなりに香りもあり、美味しくいただきました。
これから秋も深まり、食べ物もおいしくなってきます。くれぐれも食べ過ぎに注意しないといけないなと思っている今日この頃です。

仲秋

玄鳥去(つばめさる)を迎えました。
4月の初め、玄鳥至(つばめきたる)から半年、子育てを終えたツバメが、子ツバメと共に、暖かい南の地へと渡っていく頃の事で、新暦では9月17日〜9月21日頃をさします。
日本で子育てをするツバメの越冬地は、マレー半島やフィリピン、台湾、オーストラリアなどと言われています。あの小さな体で、片道およそ4千kmもの長旅をするそうです。
また、野山には秋の始まりを知らせる「秋明菊」が咲き始めます。京都の貴船にたくさん見られたところから「貴船菊」(キブネギク)という和名でも親しまれています。名前に菊が付きますが、菊の仲間ではなくキンポウゲ科、アネモネと同じ仲間です。この時期、貴船神社境内には「秋明菊」がそこここに咲いています。
旅立ちはじめるツバメに長旅の無事を祈り、秋明菊を眺めながら、秋の深まりを楽しみたいと思います。
20日から、秋のお彼岸に入ります。先日、ご先祖様が祀られている墓地の清掃に伺いました。夏のお盆の時は、お参りも大変でしたが、秋のお彼岸時期は、暑さも少しは和らいでいるかと思います。
お掃除させていただきましたところには、サルスベリが綺麗に咲いておりました。
皆様もお墓参りに行かれるでしょうか。

秋の七草

白露に入りました。夏の暑い日射しも和らぎ、徐々に涼しくなって参りました。
赤とんぼも飛び始め、秋の気配を感じるようになりました。
秋の訪れを知らせてくれる植物として、秋の七草があります。春の七草は厳しい冬を乗り越えるための、食べる七草ですが、秋の七草は鑑賞する七草です。
「萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみえなし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)」の七種類ですが、野生で見かけることが少なくなってきたものもあります。
「万葉集」に納められている歌に由来しているこの秋の七草は、派手な植物ではなく、ひっそりと秋の到来を知らせてくれる風情のあるものです。
ご自宅のお庭やプランターで育ててみるのも良いかも知れません。

マロン

処暑も過ぎ、秋の気配が感じられ、朝晩めっきり涼しくなってきましたが、寒暖の差が激しい時期ですので、お身体には十分お気を付け下さい。
この時期、仕事が終わって家でのんびりお風呂に入り、いつものコースでビールという順番になるのですが、ごく稀に甘い物が欲しくなる時があります。普段は殆ど甘い物を食べなくなっているのですが、巨峰、ピオーネ、マスカットなどの葡萄を凍らせて、お風呂上りに口の中に放り込む時があります。甘みが口の中に広がって、本当に美味しいものです。
またこれから、秋が深まっていきますと、私が向かわせていただいているお庭でも栗の高木が沢山あるお宅があり、毎年収穫を楽しみにされております。栗ご飯にして楽しまれているようです。
栗といえば、東京や横浜に出張に行きますと、唯一自分から進んで立ち寄る店があります。マロンシャンテリーというお菓子で、文字通り栗を使ったケーキなんですが、10月からは、国産の新栗を100%使用したプレミアムマロンシャンテリーが登場します。こちらの方は、甘い物が苦手な私ですが、出向いた折には必ずいただきます。懐かしい味がし、出張の楽しみの一つでもあります。
また、水引の実も徐々に色付き始めた昨今です。日照りが続いたこの夏、ようやく定期的に雨が降り、一時のように水やりに追われることはなくなりましたが、これから9月にかけて気を緩めますと、水切れになり植栽した樹木を傷めたりしますので、まだまだ気を抜かずに注意して潅水作業を行っている今日この頃です。

お盆

立秋も過ぎ、暦の上では、秋近しなのですが、連日のうだるような暑さは、人間のみならず、動物や樹木にも厳しいものです。
弊社でも、各地で春先に植えた樹木が、悲鳴を上げており、潅水作業に勤しんでる毎日です。
昔は、うるさい位にセミが朝から夕方まで鳴いていたように思いますが、昨今の猛暑に、セミも熱中症のような状態になり、鳴かなくなるそうです。
このお盆中、皆様方は、故郷へ帰省されたり、旅行へ行かれたり、また、ご家族の帰省を受け入れるのにご多用と、色んな過ごし方をされているかと思います。
京都でのお盆行事と言えば、8月16日の「五山の送り火」が有名ですが、私が子供の頃楽しみにしていたのは、「地蔵盆」でした。私は、その後に配られるお菓子を目的としていましたが、子どもたちが直径2〜3メートルの大きな数珠を囲んで座り,大人もその輪に加わりながら僧侶の読経にあわせて順々に数珠を回す「数珠まわし」をした事を覚えています。
隣近所のおじさんやおばさん、おじいちゃん、おばあちゃん、年齢の違う子ども達と一緒に遊んだ子どもの頃の経験は,「地蔵盆」の楽しい記憶として,大人になっても残り続けています。
今ではこのような行事を支える為の大人の都合も付きにくく、子どもの数も減り、こうした伝統的な行事を行っている地域は少なくなっていると思われます。少し寂しいですね。
お盆休み終了の方、これからお休みされる方、残暑厳しい折、皆様くれぐれもご自愛下さい。

亀の親子

大暑に入りました。「土潤溽暑」(つちうるおいてむしあつし)非常に、気温も高く、まとわりつくような熱気で、過ごしにくい時期になりました。
この時期になりますと、京都市内のど真ん中で、庭木の管理をさせていただいているお宅の事を思い出します。広いお庭の中で、庭木の手入れをし、お昼休み時、いつもお茶をご用意していただき、庭の片隅で休憩させていただいておりますと、庭木を剪定した葉の下から、ガサゴソと音がしたかと思うと、石亀の親子が現れました。以前からこちらのお宅では石亀が自然に繁殖し、庭の池に住んでいたのですが、親子で現れた姿が微笑ましかったです。家主様にお伺いすると、子亀は、カラスにさらわれてしまう事が良くあるそうで、運良く大きくなったものは、お宅の池にも出入りし、生活しているとおっしゃっていました。ご飯粒をやると、わりと美味しそうに食べており、数日間の作業の間、お昼休み時になると私たちの周りに寄ってきて、おねだりをしておりました。なかなか街中で、石亀が繁殖しているお庭というのは、珍しい事ではないでしょうか。
また、こちらのお庭には、サルスベリの大木があり、この時期、白い花と赤い花を咲かせており、非常に綺麗で、庭のポイントになっております。ザクロもあり、毎年鮮やかな花を付けているお庭でもあります。
今の時期、仕事が終わってからのビールが美味しいですが、枝豆も美味しくなってきております。茹でたてに塩を振って食べるのが好きです。昨今は冷凍物も出回っておりますが、生の枝豆を茹でて、茹でたてを食べるのが一番美味しいです。特に好きな枝豆は、9月頃に出回る丹波産の「紫ずきん」です。
子供の頃は、あまり好んで食べなかったのですが、妙なもので、最近、奈良漬にはまっておりまして、毎日のように食べております。これも、枝豆同様、お酒のあてになります。
暑さ厳しい折、皆様方、熱中症対策をしっかりとしていただき、この厳しい暑さを乗り切って下さい。

お客様の笑顔

7月も半ばになり、いよいよ来月はお盆を迎えます。
現在弊社では、各所でお盆前の庭木の剪定作業等に従事しております。

栞造園も創業して早数十年の時が経ちました。
創業当時は顧客数も少なく、同業者の先輩方に呼んでいただき、お仕事のお手伝いをさせていただきました。また先輩方の仕事があまりない時期も、同じように変わらず仕事に呼んでいただき、先輩方に助けていただきました。
その当時、顧客数が少ない事でお客様にも気を遣っていただき、年に一回の庭木のお手入れで十分なところを、2回、3回と用事を作って呼んでいただいたこと、本当に感謝しております。
今でもその当時のお客様とお取引させていただいておりますが、ひ孫がおられるお客様もおり、私も歳を取ったと感じます。
現在は順調に安定してお仕事をいただいておりますが、そういう今だからこそ、今自分達の仕事に対する驕りはないか、お客様に満足していただいているか、料金体系に驕りはないか、色んなことをチェックしながら社員一同と話をするようにしております。
売り上げも増えてきますと、それなりに色々なことが起こり、手当も大変になってきます。
しかし、基本的には栞造園のお仕事でお客様に笑顔になっていただくというのが、弊社の目標でございますので、お客様の笑顔を増やすために、これからも社員一同精進してコツコツと作業をさせていただく所存でございます。
またお客様におかれましては、仕事内容についてのご不満、ご要望等がございましたら、遠慮なく弊社の方にお問い合わせください。
そのお言葉の一つ一つが栞造園のこれからの肥やしになります。
知らず知らずの間に驕りや馴れ合いがあったりして、人間というものは弛んでくるものですので、常に引き締めていかないと初心を忘れてしまいます。
有難いことに栞造園の顧客数は増え続けています。中にはお取引のなくなったお客様もおられますが、トータルすると顧客数は増え続けております。
これから私ども社員一同、この感謝の気持ちを忘れず、さらにお客様に笑顔になっていただけるよう努力して参りますので、今後ともご指導ご鞭撻をいただき、栞造園を可愛がっていただきますようよろしくお願い致します。
じめじめして鬱陶しい季節ではありますが、皆様方のご健康をお祈りしております。

造園の仕事に興味のある方、未経験者でも大歓迎ですので、是非弊社までご連絡ください。

梅雨籠り

アヤメが花を咲かせる頃が、梅雨到来の目印となっておりましたが、今年は随分と、近畿地方の梅雨入りが遅れました。
梅雨は、予定が狂い、段取り等を変えなければならない悩ましい時期ですが、田植えも終わり、ハモの美味しい時期でもあります。私の好物の和菓子で、葛を使った、くず桜や水牡丹を頂くのが、楽しみの一つです。
子供の頃、山科川の上流で、「ガサガサ」という遊びをよくしておりました。梅雨時期の増水時に、何故か川へ出向きたくなり、親に見つかるとひどく叱られますので、こっそりと、増水した川の様子を見に行っておりました。雨で増水した川は、濁流ですので、「ガサガサ」は出来ませんが、通常の平穏な流れの時に網を入れると、ヤゴや子鮒、オイカワ、小さな鯉等たくさんのものが網に入りました。その当時に比べると、今では、水量も減り、昔よりも生物が減っていると思います。
雨が多い時期ですが、梅雨籠りも悪くありません。少し立ち止まって、スケジュールの立て直しや、調べ物をしたり、外に出られない分、有効に時間を使える時でもありますので、大事に過ごしたいと思います。

写真にありますミズヒキは、斑入りのミズヒキになります。弊社の置き場で、種から栽培しているものです。坪庭の根締め類に使ったりするものです。普通の青葉の根締めの中に、一つ二つ斑入りを混ぜると、映えて綺麗に見えます。

オイカワ

梅雨入り間近となり、熟した梅が、市場に出回っているのを目にします。
私は、京都の岡崎で生まれ、父の郷も京都の左京区ということで、両親は、曼殊院門跡の南側に位置する墓所で眠っております。
父の仕事の関係で、京都市内を転々としましたが、岡崎に居た頃の事が忘れ難く、当時の事をよく思い出します。今の時期、思い出しますのは、近所のわんぱく仲間と一緒に、よく動物園に遊びに行き、当時、動物園内に流れていた小川で、オイカワを手づかみで捕っていた事です。面白いほど、たくさん捕れて、動物園で仲良くしていた飼育員さんが、ワニの餌にするという事でしたので、採ったオイカワを飼育員さんにお渡ししていました。
また、ある日は、疏水で大きなイシガメを見つけ、動物園に届けた事もあります。おそらく、動物園で飼育していただいていたと思います。今から45年くらい前の事になりますが、良い思い出です。
最近各所で作業をさせていただいておりますと、朝晴れていても、昼から急に雨が降り出したりと、天候が不順です。雨もそう強い降りでなければ、作業には入らせていただいております。その時、雨の中で見るアジサイは、非常に趣があり、このお仕事をさせていただけている事が良かったなと思える瞬間でもあります。
私の梅雨時の過ごし方は、雨が強い時は外には出ず、読書や音楽鑑賞を楽しみます。特にインドア派という訳ではありませんが、普段、外での作業をしていますので、休日や雨の日は、室内で過ごす事が多いです。
皆さんは、梅雨のジメジメした時期をどのようにお過ごしになられますか?

ガラシャの瞳

いよいよ小満も後半に入り、芒種が目前となってきました。
弊社の昨今の作業ですが、サツキ、ツツジ類の花が咲き終わった後の花殻摘みや刈込作業に追われています。
暫く5月とは思えないほどの高温が続き、随分乾燥もしましたが、春先から植栽した樹木もようやく根付きかけてきておりますので、ここで気を抜かずしっかりと維持管理していきたいと思います。またこの時期、樹木への害虫の発生も多くなるのですが、ウィルス関係の病気も増えてきますので、注意して作業にあたっていきます。
今の時期、果物では、ビワが美味しくなって参ります。昔、子供の頃、よく木に登って実を採って叱られたことを思い出します。今は、カキやビワは昔ほど食されなくなったような気がします。
私は、5月から出回り始める、長岡京市の今里地区から主に出荷される「ガラシャの瞳」という小ぶりのトマトが大好物で、出荷されている間、常に食べ続け、相当な量をいただきます。ドレッシングやマヨネーズ、塩等を付けるのはあまり好みではなく、常温にしてそのままいただくのが一番好きです。この時期の大事な栄養源になっておりますので、いつもありがたくいただいております。
衣替えの時期でもあり、各ご家庭では何かとご多用かと思いますが、しっかりと水分補給し、熱中症にご用心ください。


夏燕

いよいよ立夏にも入り、日中は汗ばむほどの気温になってきました。
15日は葵祭も執り行われ、大行列を楽しみにされている方もおられるかと思います。
春先、地表から頭を少し出していた孟宗竹も、ぐんぐん伸びて成長しております。
この時期、スナップエンドウなど豆類も美味しいです。また、国産の真竹が旬を迎えるこの時期、田植えも間近で、田んぼに水が張られます。水が張られると、カエル等の鳴き声で、賑やかになって参ります。
休日に早朝ウォーキングをしておりますと、小畑川沿いをツバメが飛び、ヒナに与える餌取りに精をだしている姿もよく目にします。
弊社の最近の作業は、花が咲き終わった低木類から順に刈込み作業を行っております。
花が終わった後に刈込みますと、つぼみが付きやすくなり、来年もたくさんの花を咲かせてくれます。これからの高温多湿の時期、樹木への害虫が発生しやすくなりますので、注意して作業にあたっていきます。

鯉のぼり

令和元年になりました。
5月になり、新緑も目に鮮やかな中で、作業をさせていただき、気持ちも和みます。
弊社は、ゴールデンウィーク中も維持管理等させていただいております施設へ出向き、自動潅水装置の点検や、害虫の発生が無いか等、通常の業務にあたっております。
皆様は、ゴールデンウィークは、お出掛けでしょうか。どこへ出掛けるにしましても、混雑し移動も大変かと思われますが、各地でツツジやボタンも綺麗に咲き、見頃になっております。もう少ししますと、気温も上昇し、少し動くと汗ばむようになりますので、今がお出掛けには良い時期です。
ふと作業の休憩中に空を見上げますと、鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでおりました。ついこの間、お正月だったような気がしますが、時の経つのが早く、もう5月の節句です。
皆様も寒暖の差がある時期ですので、体調の方崩されませんよう、お過ごし下さいませ。


北野をどり

4月も半ばになり、穀雨も目前です。
この時期、京都五花街で最も古い歴史を持ちます上七軒の舞踏公演、花柳流の「北野をどり」が始まります。
数年前に上七軒の方で、坪庭を造らせていただいたお宅がございます。限界まで植栽を減らしましたので、維持管理にお伺いする事もなくなりましたが、きっと今でもお庭を楽しんでいただけていると思います。
非常に高価な庭木、時代物の燈篭、景石を使った庭も良いですが、何でもないありふれたもの、道すがらに転がっているような砂利や石を使った庭、傍目には雑草に見えるような植栽の配置等を弊社では重視しております。お庭は、お客様に日常の自分自身に返っていただけるスペースである事を一番に考えております。豪華なステーキよりも、日頃のお茶漬けというイメージです。
つい先日、西山方面に出向いている最中に、農業用ため池横の通路を通っておりますと、とても綺麗なものが目の前を横切りました。何かと見直すと、カワセミでした。不思議なもので、小畑川で見るカワセミと西山の山の中で見るカワセミの色が違うように感じました。時々、玉虫も見かけますが、自然界で色を放つ生物がいる事が不思議に感じます。
また、炭や薪になるコナラも咲き始め、三つ葉も旬になり、美味しくなってきました。
これからも皆様にホッとしていただける緑のスペースを提供し続けられますよう、更なる努力をしていく所存です。
お待ちいただいているお客様にはご迷惑をお掛けしておりますが、順次ご対応させていただきますので、もうしばらくお時間をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

都をどり

4月に入りました。
「都をどり」が1日から始まります。本拠地の祇園甲部歌舞練場が耐震改修の為、今年は南座で公演されます。皆様ご存知の事と思いますが、南座も一足先に耐震改修を終え、昨年11月に新開場しております。春を華やかに彩る「都をどり」を楽しみにしております。
これから一層春めいて参りますが、自生のウドなども旬になり、桜鯛も美味しくなってきます。また、ユキヤナギも綺麗に咲き始めております。
いつもの竹林の小路ですが、昨年の台風の強風で倒れた樹木が、写真にありますように
現在も放置されたままで、枯れております。改めて、自然の力に脅威を感じさせられました。
仕事の近況としましては、気温が上昇してきており、各地、草の生え方が激しくなってきており、その対応に追われています。除草を行っても、気温が上昇し、雨が増えると、草もどんどん伸びますので、また除草し、と、いたちごっこの状態ですが、寒い中作業をするより、暖かい日差しを浴びて作業をする方が、気分的にも和らぎます。

春分の足音

いよいよ啓蟄も後半に入り、春分目前です。
一雨ごとに暖かくなる時期ですが、肌寒い日もございます。
先日、同業者と共に、長崎へ研修旅行に行って参りました。樹木や石、庭に関する様々な情報等を交換しながらの旅です。ここ数年、毎年、鹿児島、熊本、福岡等、九州へ伺っております。
長崎は少し雨が降っておりましたが、暖かかったです。中華街へも伺い、ちゃんぽんその他、長崎の名物料理をいただきました。非常に美味しかったです。
帰りは、博多に寄り、博多ラーメンもいただきました。食べ過ぎには、注意していたのですが、ついつい美味しさに負けて替え玉してしまいました。
こらからモモの花が咲き、庭にも色々な花が咲き始める時期です。
京都に戻りましたら、樹木の冬囲いや養生を外していく作業に取り掛かります。
多用ではありますが、春を感じられる季節になり、心がホッとする今日この頃です。



弥生3月

弥生3月に入りました。この時期の雨は、樹木にとっては大切な雨となります。花を咲かせる為であったり、木の芽を膨らませる為の雨だったりします。一雨ごとに春が近づいてくるように気温も上がっていきます。寒の戻りがあるかも知れませんが、ついこの間まで氷点下で、震えていたのに、早やその事も忘れかけております。
昔、家で、カナリヤなど鳥を飼っておりましたので、この時期よくハコベを摘みに行ってた事を思い出します。私たちが摘んできたハコベを父が細かく切り、何かと混ぜて鳥にやっていたような記憶がございます。
旬の食べ物としまして、ハマグリが美味しくいただける時期です。色々な食べ方がありますが、やはりお澄ましでいただくのが貝のうま味を感じられて、私は一番好きな食べ方です。
菜花もこの時期の野菜で、美味しくいただけます。
3月、4月は、出会いと別れの季節です。今まで親しくさせていただいていた方との別れや、新しい方との出会いもありますが、それぞれ大切にしていきたいと思います。
春のお彼岸も迫っております。暖かくなり、色々な事が動き出してくる時期かなと感じております。

山科川

立春を過ぎました。「三寒四温」で、寒くなったり、暑くなったりを繰り返しながら春になっていきます。
先日、山科で仕事があり、お昼ご飯をいただく為、山科川の堤防を歩き、39年ぶりに母校のグラウンドを見ました。その昔、このグランウンドで、サッカーをした事を思い出しました。ゴール自体は、39年の間に何回も新しいものに変わっているかと思いますが、ゴールの位置は当時のままでした。近くには仕事に来ているものの、なかなか寄る機会が無かったので、校舎も懐かしく、学生時代が思い出され、感慨深かったです。

梅見月

2月に入りました。
「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」。鶏が卵を産み始める時期になりました。
寒さが一番厳しい時期でもありますが、厳しい寒さだけではなく、節分の豆まきや恵方巻きをいただくという楽しい行事もあります。
恵方巻きも、昨今は、コンビニにも売られており、購入される方が多いかと思われますが、昔は、母が海苔巻を作ってくれました。具は、そう甘くない卵焼きとキュウリのみだったような気がします。非常に美味しかった記憶があり、今でも、外で母の海苔巻に似たものを見つけますと、ついつい頂きます。やはり、少し母の味とは違いますが、、、。
キンカンもこの時期美味しくなってきます。甘酸っぱい実は、皮ごと食べられますので、昔はよく頂きました。
事務所近くの神社へ、月に数回お参りさせていただきますが、先日お伺いした折、写真にありますイノシシが置かれていました。入口の方を向いておりますので、出迎えてくれるようなかたちで、一瞬びっくりしましたが、よくよく見ると可愛いイノシシです。
作られた方も、手間が掛かったとおっしゃっておりました。時々、このように干支のものを置かれるので、お参りが楽しみな時期でもあります。
弊社の現在の業務は、台風被害の復旧の植栽作業が主になります。植栽復旧する事により、景観を良くし、季節の移ろいを感じていただけますように、各所で作業を進めております。
まだまだ厳しい寒さが続きますので、風邪などお召しになりませんよう、お気を付け下さい。

大寒

大寒に入りました。立春も近づいてきております。
1月20日現在、寒の雨が降っておりますが、寒の雨と申しましても、気温が高いですので、雪に変わりそうにはない様子で、安心しております。
この時季、旬の魚介の赤貝が美味しくなってきます。野菜では、小松菜も美味しくなってきます。
毎月24日は地蔵菩薩の縁日(御利益が増大する日)ですが、年の初めの1月24日は『初地蔵』として全国各地の地蔵尊を祀るお寺では、様々な行事が行なわれます。東京・巣鴨の有名な「とげぬき地蔵」と呼ばれる高岩寺でも大祭が執り行なわれ、毎年多くの参拝者で賑わいます。
弊社の作業近況ですが、主に昨年の大型台風の強風により倒れた樹木の植栽作業を行っております。皆様方の大切な緑地を復旧し、より良い環境の中でお過ごしいただけますように、各所で作業を進めております。
私共の仕事は、自然に下駄を預けるという部分がございますので、自分たちの思い通りに樹木が育たない事もございますが、今ある経験と技術を発揮し、日々精進し、皆様にご満足いただける仕事が出来るよう努めて参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。


盆梅展

小寒も過ぎ、いよいよ寒さも本格的になってきました。
1月10日から行われる「長浜盆梅展」に、ここ数年よく伺っておりますが、見事な梅を拝見するのもさることながら、盆梅展開催期間のみ販売されるお菓子があります。その名も「盆梅」と申しまして、白餡を柔らかい求肥で包み、更に塩漬けされた赤紫蘇で巻き上げてあるものです。会場のお茶席で供されるお菓子で、伺うと必ずいただく、美味しいお菓子です。
この時季、早朝から午前中くらいまでは、気温も低く風が冷たいですが、休日には、ウォーキングに出かけています。その折、かかしが綺麗に並べられておりましたので、写真に納めました。
今年も栞造園の来し方行く末を鑑み、しっかりと歩んで行きたいと思っております。

師走

師走に入りました。日本に自生している常緑の樹木で、国内の柑橘系で唯一の野生種であろうとされております「橘」ですが、日本書紀においても、不老長寿の霊木として登場します。厳しい寒さの中でも葉が青々とし、色鮮やかな実を付けますので、永遠の象徴のように考えられたのかも知れません。
「橘は 実さへ花さへ その葉さへ 枝(え)に霜降れど いや常葉(とこは)の木」
と聖武天皇の詠まれた歌もあります。
またこの時季、セロリや白菜も美味しくなってきますが、今年は台風が多かったので、野菜の価格が高騰しております。
松の葉をむしる手が、かじかんでくる時季にもなりました。弊社も多用な時季です。社員一同、一致団結し、皆様に喜んでいただけるよう、作業を進めて参ります。
最近、近くの小畑川で、例年よりも多くカワセミを見受けます。やはり環境が改善されてきているのか、嬉しい事です。また時間があれば、バードウォッチングにも出掛けたいと思います。