この時期になると思い出す事があります。
数十年前、京都のあるお寺で見習いの若い子と作業をしていますと、その子がハギを草だと思って全部抜いてしまい、ご住職が激怒され「今日はお帰り下さい。」という事でその日は撤収し、翌日、お詫びにお伺いさせていただきましたが「もう おたくには頼みません。」と言われ、大変気落ちした事がありました。
それから長い年月が経ち、現在に至りますが、なぜあの時ご住職が激怒されたのか、よくわからない時期もありましたが、今ではよく理解できますし、あの時、叱っていただいた事が、それから先の自分の仕事に生かされてきたと思います。
今でもそのお寺の前を通りますと、初心を思い出させていただけます。
皆で、お客様に喜んでいただけるよう精進しなければと思っております。