明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとって良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。
元旦になるといつも思い出す事があります。小学校高学年から3年半ほど、新聞配達のアルバイトをしていました。目的は自分の小遣い稼ぎの為でしたが、今思えばアップダウンの激しい地区を自転車に乗って配達していましたので、足腰が鍛えられたと思います。
朝刊を配る時間は、まだ街が動き出す前ですので、しーんとした綺麗な気持ちの良い空気を
吸いながら、自転車を漕いでいました。
最近、雨の日の新聞は個別に1部ずつ梱包されておりますが、当時はそのような対策は無かったので、随分と雨で濡れた新聞をポストに入れていたと思います。よく、クレームが来なかったなと思います。
1年に1度だけ、父が配達を手伝ってくれる日がありました。それがこの元日です。
皆さんもご存じの通り、元日の新聞の厚みは、すごいです。通常、1回で配達出来るものが、3回位積み直して配らないといけません。父の自転車と自分の自転車、2台で配達に回りました。うっすらと雪が積もった下り坂で、僕がこけて新聞が雪の上にばらまかれ、それを2人で拾い集めて、積み直し、配達に行った事もありました。
1日1回だけ手伝ってもらうと、次の2〜3日の間、1人で配るのが寂しかったものです。
新聞配達が終わり、家に帰り、父にインスタントコーヒーを入れるのが、僕の日課でした。
遠い日の思い出ですが、今でも良い思い出として、胸にしまわれています。