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夏本番

夏本番です。
弊社の社員達も、毎日暑い中作業に励んでおります。この時期が、一番辛い時期です。
お庭の植物にとっても辛い時期であり、私たちと同様に多くの水分を必要とします。
また、私たちが暑さで夏バテしてしまうように、植物も暑さで弱ってしまう事があります。皆さん水やりが大変かと思いますが、時間があるようでしたら、朝夕の一日2回、水をやって下さい。
私達も水分をしっかり取って、暑さに負けないようにしましょう。


お婆様

梅雨明け間近になってきました。
高温多湿で、非常に活動しにくい時期になってきております。
弊社も各所、剪定作業を中心に動いております。雨が多く作業がしづらい状況が続き、各作業少々遅れ気味になっておりますが、日々、皆で作業に励んでおります。
個人宅のお庭の剪定作業をさせて頂いておりますと、昔の事をよく思い出します。
私が、20〜30代にかけて回らせていただいていたお客様宅には、6割超、お宅にお婆様が居られ、お盆前にお庭の手入れにお伺いしますと、ご自身で作られている無農薬のトマトやキュウリをお昼に出して下さる事が多かったです。そのトマトは今のトマトと違い、香りや酸味が強く、非常に美味しかった記憶があります。体の熱を取ってくれる野菜だとわかって、出して下さっていたのだと思います。
私が剪定作業をしている横で、暑い中、草引きをして下さったり、剪定のゴミを袋に詰めて下さったり、お手伝いして下さったことを思い出します。
とあるお宅では、敷地内に、お嫁さん宅とお姑さん宅があり、お昼休みになると、これお昼に召し上がって下さいと、両方のお宅から、お寿司やおうどんをいただき、お腹が一杯で、昼からの作業がしにくくなるというような事もありました。
こちらのお宅も、常日頃からお婆様が草引きをされていて、いつお伺いしても草が生えている事は無かったです。
またあるお宅では、造園作業と剪定作業を同時に進めていた時期があり、随分と長い期間お伺いしておりました。こちらのお婆様が、「栞さんも、毎日外食ばっかりだと高くつくし、近所の農協で何か買ってきて、うちの台所で何か作って食べたらいいよ。」と言っていただき、私も料理は嫌いではないので、天ぷらを買ってきて、天ぷらうどんを作ってみたりして、お台所を使わせていただいた事もあります。
非常に寂しい事ですが、最近は、ご高齢のお婆様が居られるお宅に行かせていただく事は少なくなってきております。振り返ってみれば、私の人生を支えて下さった方が、好意的なお婆様が多かった事です。この生業を始めた頃からずーっと、ご高齢の方にお世話になった思い出がたくさんあります。
支えて頂いた事を本当にありがたく感謝しながら作業にあたらせていただいている今日この頃です。

技術継承

今日から7月です。早いもので、今年も半分終わりました。
昨年同様、今年も祇園祭の山鉾巡行は行われませんが、技術継承の為「山鉾建て」が34の山鉾の内、18の組み立てが実施されるそうです。
山鉾建てには、技術も必要でしょうけれど、やはり、実際の体験等を通じて人から人へと受け継がれる「技能」も継承してく必要があると思います。技能は、人に内在するため、一度失われてしまうと、容易に復活することができなくなります。
また、技能承継の受け手となる人材を確保することも重要です。これは、山鉾建てに限らず、どんな仕事にも同じことが言えます。弊社のような造園工も、技術や技能の継承は、不可欠ですが、なかなか人材確保が難しいのが現状です。
山鉾巡行は見られませんが、山鉾巡行餅をいただき、京都の夏を感じたいと思います。
気温が高くなってきております。皆様、お身体ご自愛ください。