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仲秋

玄鳥去(つばめさる)を迎えました。
4月の初め、玄鳥至(つばめきたる)から半年、子育てを終えたツバメが、子ツバメと共に、暖かい南の地へと渡っていく頃の事で、新暦では9月17日〜9月21日頃をさします。
日本で子育てをするツバメの越冬地は、マレー半島やフィリピン、台湾、オーストラリアなどと言われています。あの小さな体で、片道およそ4千kmもの長旅をするそうです。
また、野山には秋の始まりを知らせる「秋明菊」が咲き始めます。京都の貴船にたくさん見られたところから「貴船菊」(キブネギク)という和名でも親しまれています。名前に菊が付きますが、菊の仲間ではなくキンポウゲ科、アネモネと同じ仲間です。この時期、貴船神社境内には「秋明菊」がそこここに咲いています。
旅立ちはじめるツバメに長旅の無事を祈り、秋明菊を眺めながら、秋の深まりを楽しみたいと思います。
20日から、秋のお彼岸に入ります。先日、ご先祖様が祀られている墓地の清掃に伺いました。夏のお盆の時は、お参りも大変でしたが、秋のお彼岸時期は、暑さも少しは和らいでいるかと思います。
お掃除させていただきましたところには、サルスベリが綺麗に咲いておりました。
皆様もお墓参りに行かれるでしょうか。

秋の七草

白露に入りました。夏の暑い日射しも和らぎ、徐々に涼しくなって参りました。
赤とんぼも飛び始め、秋の気配を感じるようになりました。
秋の訪れを知らせてくれる植物として、秋の七草があります。春の七草は厳しい冬を乗り越えるための、食べる七草ですが、秋の七草は鑑賞する七草です。
「萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみえなし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)」の七種類ですが、野生で見かけることが少なくなってきたものもあります。
「万葉集」に納められている歌に由来しているこの秋の七草は、派手な植物ではなく、ひっそりと秋の到来を知らせてくれる風情のあるものです。
ご自宅のお庭やプランターで育ててみるのも良いかも知れません。