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信長と光秀の石積

京都 長岡京市 庭師
梅鉢園(うめばちえん)梅野です。(庭・植木・ガーデニング)

昨年、滋賀県大津市にある高穴穂神社にて穴太衆14代目石匠、粟田会長のご指導の下
石積の復元に参加しました。
その落成式が先日行われましたので出席いたしました。

「穴太積とは?」
勾配のついた小口積となる石積・石垣で見えない奥の部分に小石をつめて石材の安定を
はかり、その背後に多量のぐり石を詰め堅固な石積としたものである。

中世においては信長に認められ安土城をはじめとする石積みを行ったがこの穴太の地は
光秀の拠点であった事も興味深い。

いづれにしても何百年もの石積の歴史が宿っている土地であることは間違いない。

発端は「穴太衆石積復原委員会」を生嶋さんという地域の方が言い出したことからで
実際に市民の力で積み上げた実行力には舌を巻いた次第です。

落成式には巫女さんの舞もあり

14代石匠のご挨拶もありました。

石匠はいつも「石の声を聴きなさい」と言われますが、最初は???と
なりますが、おそらく経験値がビッグデータとなり判断基準が増えると
自ずと決断しやすくなるという事ではないかと解釈しています。
石で街づくりができるのはここだけではないかと驚きの経験でした。

・・・庭園・お庭のことなら・・・
庭造り 株式会社 梅鉢園(うめばちえん)
京都府長岡京市天神4丁目13番6号
075-955-2281
http://umebachien.jp

現代に必要な庭とは?地域・世代間交流

京都 長岡京市 庭師
梅鉢園(うめばちえん)梅野です。(庭・植木・ガーデニング)

昨今の社会状況の変化により古き良き物の存続が危ぶまれています。
また上手く保存できても活用のマネジメントに苦戦する現場に直面してきました。
少子高齢化、孤独死、買い物難民、観光公害などのコミュニケーションの必要性もよく耳にします。しかし行政や学校企業に頼るばかりでなく、市民レベルでの活用方法を実践して
縁側空間のように地域、世代間、多文化交流をしていく活動が必要と考え
当社がチャレンジしているプロジェクトです。
今回は世代間・地域間交流です。

当社「無の庭」で地域の子どもたちと竹を使った民族楽器作りです。

近所の人たちも興味津々です。プライベートは確保できるが気配は感じられる曖昧な中間領域が地域コミュニケーションの場所を創造します。

長岡名産の竹ですが、現代の人は触る機会も少なく新鮮です。

ユーチューブなどのバーチャル体験はたくさんできますが、現代の子供はリアル体験自体が貴重なものとなっています。

縦と横の関係だけでなく近所のおっちゃん、お姉ちゃんといった斜めの人間関係も形成できます。箱ものだけでなくコミュニティが生まれていきます。

笛が完成してきました。

音楽は世代や国境を超えるのか会場皆が笑顔に包まれました!!

ガレージではあるが無機質なものでなく京都の伝統工法は使っているがメンテナンスに困らない。大切な物は残すが不要な物は無くす。何もないという事は可能性が無限大にある
「無の庭」の可能性を感じれました。
次回4月20日は多文化交流の場として「現代に必要な庭」をテーマにワークショップしたいと思います。


・・・庭園・お庭のことなら・・・
庭造り 梅鉢園(うめばちえん)
京都府長岡京市天神4丁目13−6
075-955-2281
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京都新聞に載りました!!

京都 長岡京市 庭師 
梅鉢園(うめばちえん)梅野です。(庭・植木・ガーデニング)

先日、京都新聞に載りました!!

長岡天満宮のウォーキング会10周年の植樹祭に参加させてもらった際の記事です。

お天気も雨予報でしたが快晴の植樹日和でした。

料亭の錦水亭を借景にした抜群のロケーションです。
植樹する前には植穴を何倍にも大きく掘ります。これは庭造りは土作りだからです。
植えるサイズしか掘らないと根っこの行き場所が限られ成長が悪くなってしまいます。

土壌改良剤を混ぜていきます。よく土の声を聴くと言いますが、水はけがよすぎるとか
水はけが悪いなど、状況に合わせ処方していきます。

支柱を立てるのも、単に強度だけでなく美観も考えながらの作業です。
意外と難しいです。

植える際の手間をかけるのは後々の省力化にもつながります。

木を1本だけ植えるのでも使うエネルギー量は想像以上です。
それは木は自分で動くこともできませんし、人間の何倍も生きる事にもなりますから
命を宿す責任を持たなければと思っているからです。

毎年、この梅が春を教えてくれるのが楽しみです。

・・・庭園・お庭のことなら・・・
庭造り 梅鉢園(うめばちえん)
京都府長岡京市天神4丁目13番6号
075-955-2281
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現代に必要な庭とは?

京都 長岡京 庭師
梅鉢園(うめばちえん)梅野です(庭・植木・ガーデニング)

当社では「現代に必要な庭とは?」というテーマで取り組む中で
人々が集える共有空間がプログラムの中にあります。
単に綺麗なだけでなく、機能的だけど殺風景でもなく、
その土地でないと出せないような価値を持って、
「庭」や「町家」、「神社、仏閣」のようなランドマークに
人々が集える空間をつくれるよう取り組んでいます。
その一つに京都長岡京の名産である「竹」をつかったワークショップを行なっています。
来る3月16日に当社「無の庭」にて地域や世代間交流も兼ね
「竹のワークショップ」を行います。社内で事前に研修です。
ただ、竹かご作りや竹馬やお箸などのワークショップはよくあるので竹を使った
民族楽器作りをします。

ベトナムの方では世界最古の楽器といわれており、
パンの笛とも言われているそうです。
南米の方では「サンポーニャ」と呼ばれるそうです。
「竹」は北限が日本では東北位になりますが、
改めて考えると「食べれる」「加工製品」「庭園材料」と
多岐にわたる珍しい植物だなと改めて感じます。

材料は「矢竹」を使用します。ただ切るだけでなく
太さ、長さによって変わる音階を探しながらの作業です。

やすりで一つ一つ削っていきます。

笛を固定する竹を作っていきます。「菊割り」という道具を使います。

音階ごとに組み合わせていきます。

曲になったときはみんな満面の笑顔です。
この満足感と一体感は音楽の力、さっきまで生きていて
身近な物が変化した驚きを改めて感じれた一瞬でした。
今後、交流のツールとして、定期的に行っていく予定です。

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庭造り 梅鉢園(うめばちえん)
京都府長岡京市
075-955-2281
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