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健脾丸の看板が乙訓に帰る   追加です薬袋を発見

 乙訓にお帰り、健脾丸(けんひがん・地元ではけんぴがんkenpiganと呼ばれていた)看板さん。
2009年8月26日に健脾丸の看板を長野県在住の方から手に入れました。
  今回のは、当時に健脾丸が向日町から地方の代理店に配布した一つだと思います。

  私が以前勤務していた職場の仕事で、市史作成に携わった時に、健脾丸の話を地元の方から聞き、興味を持ちその店の帳場の什器、書類、看板等どこにいったのか、すごく興味があり、退職後も関連資料がないか探していました。
   鳥羽屋の建物が壊される前に向日市史編纂委員会が調査に入り、資料は向日市文化資料館に館蔵されていると聞きますし、松葉屋は府の指定文化財になり、須田さんが維持、管理されています。
  富永屋は、現在も守り継がれていて、地域のコミュ二ティ、文化歴史の発信の場となっています。
  西国街道沿いの東野辺(ひがしのべ)の健脾丸の看板が目の前に現れ、感動をしています。これで松葉屋、富永屋、鳥羽屋、健脾丸が揃ったことで、近世の商いの歴史がもどったように感じます。

  退職した後、骨董屋の利を生かし、向日市、長岡京市、大山崎町、京都市の旧乙訓の近世資料をあちこちで集めてきました。
  いつか、小さな町の資料展示館のような、資料展示をと思っています。
  近々には、向日町にありました「向日窯」、「河合卯之助陶芸展」を開催すべく準備をし、続いて大正、昭和(戦前)の旧乙訓郡絵葉書展、幻の愛宕山鉄道資料展等を企画しています。これからも、骨董屋の利を生かし、地域の歴史資料を集めたいと思っています。

「15年4月25日発行、乙訓郡誌」より
「向日町素封家健脾丸本舗上田廣吉(79)氏は
(中略)全国に健脾丸拡張につとめ乙訓唯一
の売薬製造本舗である。
(中略)元和年間からの老舗で効能を誇りとして
いる。」(本文を現代文にしています。)


寸法、幅30センチ
高さ91センチ
厚さ2.5センチ
金具部分を除き
当分は、店舗に置かず、自宅に保管します。
9月5日から店に展示しています。10月まで展示します。気楽に見に来てください

古民具やまもと 
 代表山本 榮二

※骨董屋の利を生かしとは、
 私の手元に商品がない場合は、知り合いの東京から九州までの業者さんに頼み、頼まれた業者さんは業者市などで捜します。何年もかかることもあります。わたしは古文書関係をよく頼みます。(09、08、29追記)

3、購入しなくても店に入れるか

購入しなくても、店に入れるか

今回は、勉強のために店を訪れて、自分の好きな、骨董を見たい人への、一業者からのアドバイスです。
あくまで古民具やまもとの考えですので、前もってご了解をお願いいたします。このことは言いたくはないのですが、考え方がおかしいと抗議を受けたくないための、お断りです。すみません。

やはり骨董が大好きなので、日曜日や時間ができたとき、骨董店を覗きに行こう思いますね。
行くときは、目指す店もあれば、目的もなしにぶらっと歩くこともあります。

 たいていの骨董店は親切で、店の内部を気持ちよく見せて貰えます。そこで甘えすぎて、質問をいっぱいして店主を困らせることにならないようにすべきです。また時代が違う、値段が高い、あそこの店はおかしいなどと、店主に教えるようなお客様にならないように。
 入店は、店の中に向かって「失礼します」、「おじゃまします」などの声かけは大事だと思います。
 店主と他のお客様が話しているのに、話しかけるのは、慎重にすべきだと思います。
店主からみれば、商品が売れるか大事な時かもしれません。単なる雑談であるならば、状況をみて、声かけして商品を出してもらったりすればよいです。
 
 店主も店の良い雰囲気を、お客様に伝えるべきで、お客様も店主に礼儀をもっていると態度をみせるべきです。これから長いお付き合いが始まるかもしれませんから。
 
 しかし、嫌な礼儀のないお客様は、突然店に入ってきて、黙って品物を触り、片手で持ち上げるような人です。店主にとって、一生懸命に仕入れてきた商品を乱雑に扱われたら、ついお客様に冷たく接することになります。
 そのような理由で、あそこの店は冷たい、ぶっきらぼうだと店主は言われたくありません。

 店主もお客様も対等に骨董が好きで、店主もコレクターの一人と理解してください。
 
 店主から見れば、購入されるのではとの期待感を持つお客様と、はじめから購入意思のないお客様はだいたいわかります。
 はじめから、教えてください、勉強中と言って貰えれば、品物の扱い方を見て、親切に品物の年代、特徴を教えていただけます。

 店に敬意を持つ態度があれば、何も買わなくても、「自分の集めている品物が見つかる店はここだ」との超能力のような技が身につきます。?
 
 店の入り口を見て、きれいな店だな、ここは汚いがらくた屋だと思う間は、ただの暇つぶしのお客さんで、超能力は身につきません。
 外見だけでは判断は禁物、中に入り、じっとあらゆる品物を見て、何べんも何べんも見ると、品物が「ここ、ここにいるよ、あなたが探している品物はここ」と呼んでくれます。ほんとうですよ。不思議に呼んでくれるのです。ここまできたら、骨董店めぐりは楽しくなります。
 私を待っている品物は、どの店にあるのか、宝探しです。夢がありますね。手に入れたらわくわくして、何故かしら自然に顔がゆるみ、にやにやします。
 人から何を言われても、自分にとって大事な宝物です。
 
 購入をしなくてもよいですよ。店に敬意を持てば、店主も自然に笑顔。

 うまく、勉強の場を、骨董店めぐりでつくりましょう。できればノートを持ち、店の入り口をデジカメで撮り、特徴を書いておけば、あとで役にたちます。

 次の休みは、骨董店にいきましょうか。

2009.8.24  古民具やまもと

2.骨董の勉強の仕方

今回は、骨董の勉強がテーマですが、難しいテーマですね。
骨董・古美術を取り扱う業者は、お客さんから見れば、何でも知っていてスーパーマンの如くに思われているのではないでしょうか。

 業者も大変な努力をしています。商品を数種類しか取り扱わなければ、ある程度お客様より良く知っていると自負できるのですが、商売となれば、和骨董でも、伊万里、大聖寺、犬山、万古、膳所、清水、姫山、湖東、民平、平戸、九谷、唐津、美濃、六古窯などの陶磁器、京、輪島、春慶、根来などの漆器、箪笥、懸すずり箱、経机などの民具、明治・大正のランプ、氷ガラスなどのガラス類、茶釜、茶碗、水指などの茶道具類、扱う商品は広範囲です。
 これらの商品をすべて知っている訳にはいきません。
 30年、40年に亘り和の商品を扱えば、一通りは知っておられるでしょうが、私みたいに、収集歴は30数年でも、業者の経験では7年です。
 では、どのように商いをしているかと言えば、自分の得意な分野を作り、それを中心に知識を広がらせています。


                大聖寺南蛮人6寸皿
 
 私は、陶磁器が好きで、特に美濃、瀬戸、六古窯が好きで、ずいぶん関連の本を読み、美術館や資料館に出かけ、実物を見ました。
 しかし、手に取り、自分のものにしなければ、品物が見えてはきません。

 基本の知識は、書籍ですが、次は美術館や資料館に出かけ、本物を見る。次に破片でもいいですから、本物を手に入れて、手元でよく鑑賞をするのが、いいと思います。

 購入することが勉強
例えば、古伊万里の小皿を手に入れたいと思うと、一般的に購入する先は、お店に行くか、京都市伏見区のパルスプラザに行き、購入することになります。       
まず、店の中を見て、今までの知識で、これは明治か、江戸の後期かと思い、絵柄などを見て、店主に断り、手にとります。
そして気に入れば、自分の懐と値が合うかを心で決め、店主と値段の交渉に入ります。
時代に自身がなければ、店主に聞き、知識と心で合わし、値段も納得できれば、購入することになります。
本の知識と、購入することが勉強になります。知識が増えていくことになります。
まずは、いろいろ悩み、迷わないで購入が勉強、勉強。

(古民具やまもと)